fish-bone's world

この記事のカテゴリー

DJI Osmo Pocket 3

DJIよりOsmo Pocket 3が発売されました(10月25日)
私はペットの日常を撮るべく5月に先代となるOsmo Pocket 2を購入していました。

★最後に比較動画もありますので、ご参考になれば幸いです。

Osmo Pocket 2は2020年の10月に登場したので私が購入したのは末期の状態だったことになります。
発売から約3年が経過していたので当時よりも5千円ほど安い4万5千円程で買えたのですが、正直3の登場は衝撃がありました。

とはいえ、ペットのお迎えは待ってはくれませんので時間を買ったと思う事にしますが、手軽に録画できるので毎日記録動画用として大変お世話になっています。

●スペックの違い
当初具体的なデモ動画がなくスペックのみだったのですが、スペック表をみるとさほど変わっていない感じがしました。
明るさにあたってはf1.8からf2.0と下がっていたのですが、それには理由があって使われているセンササイズが大きくなったのです。

Osmo Pocket 2の1/1.7型に対しOsmo Pocket 3は1インチとなったのです。
それで明るさに変化があったのですが、それだけのサイズ変更となるとどう画質が変わるのか。

センササイズが大きくなったので、全体的な本体の大きさは一回り大きく重量も増えました。
ですが、もともと小さい本体ではあったので、その点は全く問題はないかと思います。

さらに表示画面が大きくなりました。
Osmo Pocket 2は携帯性が重視されており、本体に内蔵されている表示部はかなり小さいです。
正直、被写体がどれくらいの大きさで映っているかは、ほぼ勘です。
とはいえ標準で付属してくるスマホアダプターを使うと、スマホと組み合わせることができスマホの画面に表示させることもできるのですが、ちょっとした時に使う場合がほとんどのこの機種。
スマホと組み合わせて使う事の方が珍しくなるかと思います。

とはいえ、ある程度使っていると被写体がどんな感じに映っているかは勘で分かるようにはなってくるのですが。
と思って使っていたのが、今回2型の有機ELが搭載されているので、もうスマホ使わなくても、勘を働かせなくてもよくなります。

しかも、このモニターは電源OFF時は収納されており、使う時にモニターを回転させると電源もONになるという仕組み。
考えられてますねぇ。もちろん収納状態でも表示することができますが、その場合は以前と同じようなサイズ表示にはなります。

この電源機能が素晴らしく思っています。

実はOsmo Pocket2のデメリットのひとつが電源スイッチだったのです。
Osmo Pocket 2は本体横に独立した電源スイッチと、表示部の下にあるオプションスイッチの長押しでも電源をONにすることができます。

電源OFFはサイドの電源ボタンだけにはなるのですが、オプションスイッチは本体を操作する親指の位置にあるので、さっと取り出して電源をONにするにはオプションスイッチが非常にいい塩梅なのですが。。。

問題は電源OFFした後です。
Osmo Pocketには標準でハードケースが付属してきます。
このケースは貧っちゃまのようにケースが半分からオープンになっています。

それもあって、使わない時は素早く本体をケースに収納することができるのですが、サイドの電源ボタンの場所が
ケースをしまう際に押し込む部分と重なって、収納時に高確率で電源ボタンを押してしまうのです。

するとどうなるか。サイドの電源ボタンは瞬時に起動してしまうので、ケースに入った状態で起動されてしまうのです。
当然ジンバルも稼働するのですが、首は動かずモーター過負荷の保護機能は働くもの、また電源をオフにしなくてはいけなくて。

あと毎回手違いで過負荷にさせるのも心苦しいです。
この作業が積み重なって壊れるんじゃないかと。

対策としては、本来とは逆の向きで収納すればよいのです。
気軽な収納から、ちょっと気を使った収納にはなりますが、それでもたまに本来の収納向きで収まって電源ONしてしまうこともしばしば^^;

これがOsmo Pocket 3では画面の回転になったので問題とはおさらばになっていると。

他には記録フォーマットが増えました。
10bitのD-Log撮影ができるようになったのです。

これを映画撮影で使う事は少ないかもしれませんが、今回の1型センサになりちょっとした映画撮影でも使っていいんじゃないかと思うほど画質は上がっていました。

●センササイズ
以前のOsmo Pocket2はお世辞にもあまり綺麗ではありませんでした。
スマホで撮影するよりかはよいのですが、特に夜景は厳しい。
部屋の中のような暗めの照明下でもノイズと解像度落ちが気になる部分ではあったのですが、気軽さと強力なスタビライザーと大きさという使い勝手はピカ一でした。

これが1型になり画質の点も克服されていたのです。

正直デモの動画を見たときはびっくりしました。
それまでは多少の変化ぐらいなら買い替える必要はないんじゃないか。しかも価格も従来品よりも3万円程アップしてしまうし。

それもデモ動画をみた瞬間に打ち消されます。

昼間のダイナミックレンジもさることながら、夜間が非常にきれい。
流石1インチと思わせる安定感です。

街灯のような暗い中の電灯付近の白飛びが気になる2でしたが、それもかなり改善されていました。
しかも感度も上がって、2では真っ暗な場所でも低ノイズで見えるようになっていました。
それでいて解像感も失われない。

これは夜景もそうですが、室内撮影では非常にありがたいです。
感度アップにより完璧なカメラになったと思います。

色合いについては、ノーマルの状態では2は温かみがあるのですが、3は落ち着いた色合いになっています。
DJIの色合いって癖があるんですよね。Goproほどではないのですが、あとから調整するには3ぐらいのフラットがいじりやすいかとは思います。

最新のiphone15よりも動画クオリティーは上だと思います。
あとは移動撮影ですよね。固定だとどの機種も綺麗にみえがちですが、移動撮影。特に夜なんかは差が出てくる部分だと思います。

●スマホ連携
ここにも違いがあります。
2にはスマホを本体横に設置して、スマホをモニターとして使用する組み合わせキットが付属してきました。
USB-Cとライトニングの2種類が付属してきました。
これらを使わない時は、ジョイスティックキットを装着させて本体のみでの撮影モードとなるわけです。

今回の3ではスマホと連動してモニターにはできるのですが、ワイヤレス接続のみで、キットは付属してきません。
モニターが大きいので必要性がなくなったという事なのでしょう。

実際にスマホと組み合わせて使うのは面倒になりますし、本体のみで操作するのがPOCETSの神髄だと思います。

●2つの販売方法
毎度のことですが、Osmo Pocketは標準モデルとコンボモデルの2つの販売方法があります。
標準は本体、ケース、標準バッテリーとなりますが、コンボモデルには広角レンズ、ワイヤレスマイク、長時間バッテリー、三脚が付属してきます。

値段は2万円と別々で買うよりかはかなりお得になるのではないでしょうか。
外でしゃべりながら撮影するのであればワイヤレスマイクだけでも2万くらいするのでお得です。
とはいえ本体内蔵のマイクもかなり優秀なので、ワイヤレスマイクは本体から離れて使用する際に使うものになってくると思います。

Osmo Pocketには被写体を追尾するモードがありますので、商品説明などのように本体と人物が離れて解説撮影などに使うものになると思います。

私は前回と同様に標準モデルにしました。
三脚も持ってますし、長時間バッテリーも外付けモバイルバッテリーを使うので別で購入するとしたら広角レンズくらいでしょうか。

実は2を購入した際も広角レンズを別購入したのですが、ほぼ使っていません。

価格は6千円くらいで今回も同じくらいの金額となっています。
広角レンズをつけるとスタビライザー効果が更に向上してブレを抑えることができる目的でもある広角レンズ。

歩き動画では重宝するのですが、問題は装着方法です。

本体とレンズの装着は磁力になります。使いたいときにさっと取り付け。取り外しができるのが売りの機構なのですが、つけた状態では収納ケースに入らないのです。
いちいち本体から外して収納。

レンズは本体ケース内に収納ができるスペースがあるのですが、はやり磁石。

これで何が起きるか。そうです。しらない間の落下紛失です。
これで気軽に紛失してしまう。気軽に6千円が落ちてしまうのです。

私はそこまでひどいとは想像してなかったのですが、実際にバックの中に落ちていたり、ちょっとした衝撃で床に落下していたなんて事がありました。

広角な画角とブレ制御の魅力もありましたが、毎日使っているとレンズをしまうのさえ億劫になり、レンズを紛失するストレスから、いつしか元のレンズケースに収めたまま使わなくなりました。

ということもあり、おそらく3の広角レンズも同じ結果となりそうです。
装着する面倒よりも紛失する怖さが勝ってしまって。

本体に装着している状態でもズボンにしまったり、カメラ部をぶつけたときにレンズがぶっ飛ぶこともありました。

●保証
DJI製品にはオプションとして保証ケアがあります。
今回のOsmo Pocket 3には「1年保証」と「2年保証」があります。

1年保証は45000円程。2年保証は9500円程となります。
もちろん標準状態でも12ヶ月保証が付属してくるので1年保証となります。

では標準保証とオプションの1年、2年保証は何が違うのか。
2年は保証期限が倍になるのはわかります。

通常保障との違いですが、通常保障は修理保証となるところが、オプションは2回の交換保証となります。
毎日かかさず使う。または故障のリスクのある場所で使う機会が多く予想される場合は修理の時間がなく、すばやく本体が手に入ることができます。

2年保証はそれが倍の4回まで新品交換となるのです。
DJI製品は私も昔から愛用していますが、日本製品じゃない事もあり普通に使っていても突然壊れたりします。
超初代のDJI OSMOも水平バランスがくるって戻らなくなってしまいました。

ぶつけて壊すのは仕方ないにしても、普通に使っていてある日突然壊れるなんてことがあるんですよ。DJI製品は。

2のように4万円代ならまだしも、今回は7万5千円。
少しでもリスクを回避できるならばと思うのですが、正直2年で2万円は高い。

しかも、おそらく大切に使っていればDJIとは言えども2年では壊れる確率は少ないと思っています。

でも入っておかないと心配ですよね。

そこで他の2つの方法を提案します。

●ショップ保証
そうです。ショップが独自に提案する保証です。
私が調べたところ、今のところ2つの方法がありました。

DJI製品を取り扱うショップはそこまで多くはないので、ショップ保証で購入できる所が限られてくるのですが。

1つはヤフーショップのDJI本店です。
ヤフーで購入する場合「paypay保証」を追加することができます。

このpaypay保証ですが3年プランと5年プランがあります。
3年で2500円程。5年で3800円程。となります。

DJI保証とは何が違うかというと、保証金額に上限があるのです。
どちらのプランも購入価格までの保証となるので、新品交換は1回と考えた方がいいいです。

部分修理では大体1回の修理金額が2万円以上はするので、3回できるかできないかとなります。

ですが大切に使っているのであれば、おそらく5年間でも2回あれば御の字かと。

というわけでpaypay5年保証で購入するのが1つの手段となります。
更にpaypay残高で購入すれば、5千円近くポイントが返ってくるのでポイントで保証が買えると思えば経済的な選択でもあるんですね。

方法2ですが、私はこの方法2で購入しました。
前のOsmo Pocket 2を購入したお店でもあるのですがネットショップの「ECカレント」さんです。

私が購入したいと思った時は3の取り扱いは無かったのですが、ショップに確認したところ今後取り扱いが予定されていると。
そしてすぐには購入できませんでしたが、商品自体のページはすぐに開設されていました。

ECカレントさんでは追加保証プランとして5年保証があります。
価格は\3750円でした。

なんとこの保証、5年間は何回でも修理金額に関係なく保証が受けられるのです。
DJI製品は長期使用で壊れるリスクがありますし、特にスタビライザー部のジンバルモーターやセンサー類は突然の故障があります。

5年間、回数制限がない保証があればかなり安心ですよね。
ただし、1回の修理金額が購入金額を超えると交換保証で保証が終了するのですが、部分故障のような1回の修理金額が購入金額以下であれば何回でも修理が受けられるそうです。

ということで、私はDJI保証ではなくショップ保証にしました。
2年で9千円は高いですよ^^;

ちなみにOsmo Pocket 2の時の追加保証は2200円程でした。2200円で5年間保証。絶対につけた方がいいです。

Osmo Pocket 3はケーズデンキでも取り扱いがあったので、ケーズ電機のあんしんパスポートが使えればと思ったのですが、電話で確認したところDJI製品には対応していませんでした。

●初期設定
OSMO POCKETSを使うにあたって、機器の登録をしないといけません。
取説の通りに進めていくのですが、まずはdjiアプリのインストールから始めましょう。

本体を起動するとアプリのQRコードが表示されますので、それを使用してインストールを開始します。
アプリがインストールできたらアカウント登録も済ませておきます。

●ファームウェアをインストール
アプリと本体のアクティベーションが完了すると、OSMO本体のファームウェアアップが促される場合があります。
最初にスマホアプリ側にファームウェアデーターをダウンロードを開始します。
50%の作業がスマホへのダウンロードとなります。

ここで注意したいのが、ファームウェアのデーターをダウンロードするばあい、アプリはモバイル通信にてダウンロードを開始しようとします。
それには訳があって、OSMOとスマホはwifiにて接続されているのです。

ですので、もし自宅のwifiでデーターをダウンロードしたい場合はwifiをosmoから家のwifiに切り替える必要があります。
その後、本体へのインストールを促されるときにosmoのwifiに切り替えることによって作業を進める事ができるようになります。

POCKET2の時は、この最初の認証がワイヤレスだとうまくいかず、付属のスマホ接続キットで直接接続して認証を進めるなんて事がありましたが、POCKET3は割とすんなりいくようになっています。

最後にOsmo Pocket 2,3,iphone15proの比較動画を上げてレポートを終了させて頂きます。

Osmo Pocket 3 いいですよぉ^^

最新の投稿

カテゴリー一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です