fish-bone's world

この記事のカテゴリー

Flac圧縮時のレベル設定

前に一度、音楽圧縮のお話をした事があります。

前回のSSD記事の際にも少し書いたのですが、今回は具体的なFlacについて書いてみたいと思います。

音楽の圧縮方式に「flac」があります。

これの逆として無圧縮のwavがあります。

音質の差はデータ的にみると、どちらも同一です。

データの量でみるとflacの方が小さくなります。

音質は同じなのにどうしてデータ量が違うのか。

flacは音楽データを圧縮してあり、再生時にデコーダーで元の大きさに戻すのです。

これによりデータを小さくすることが出来ます。

flacには圧縮のレベルがあります。

0~8段階まであり、数字が小さいほうが圧縮率が低くなります。

圧縮データーのサイズに関してはさほどwavに比べるとさほど開きはありません。

わずかに小さくなるぐらいでしょうか。

私は標準の5を選んでいます。

圧縮率を高くするとデータ量は小さくはなるのですが、デコーダーで元に戻す作業は効率が悪くなります。

最近の高性能CPUであれば、あまり気にすることはないのですが、5や6がバランスがよいといわれています。

では実際にwavとflacではデータ量がどれほど違うのか。

8.86GBあるwavデータをレベル5のflacにした場合、5.54GBになりました。

その差は3.32GBとなります。

ちりも積もればというように、最近はHDDではなくSSDを音楽データの貯蔵庫として使う方も多くなっていると思います。

私も当初は無圧縮のflacで保存していたのですが、これはHDDで保存していた時です。

SSDとなるとHDDの3倍くらい費用が変わってきます。

そこで音質を変えずにデータサイズを小さくする必要が出てきました。

その救世主がflacによる圧縮保存となるのです。

私も当初はなるべく圧縮率が低いflac無圧縮を選んでいたのですが、これは精神衛生上には罪悪感?のようなものがなかったのです。

flacでもレベル5に圧縮することは抵抗がありました。

ただ、wavをflacレベル5に。それを再度wavに変換して、元のwavと変換戻しのwavをデータ的に一致するかのテストの結果を見て気が変わりました。

結果は変換戻しのwavと完全一致するのです。

ということは、flacでレベル5の圧縮をかけてもデータ的な変化はないことになります。

デコーダーによる戻しの作業による音質の変化も考えてはみたのですが最近のCPUは高性能ですし、あまり気にすることはないと思います。

今現在私は1TBのSSDを音楽用のデータ保存場所として確保しています。

将来を考えて2TBにしようかとも思ったのですが、まだ微妙に余裕があるので、ここでflacの圧縮を無圧縮からレベル5にすることによって、1TBのSSDでもまだまだ生きていけるなんて思ったのです。

仮に1TBを超えるような話になれば、その時は2TBも多少は値が下がっているだろうし、もしくはSSDが2個入るRIDEケースで2個一にして使うのもありかなぁと。

ちなみにflac5で圧縮したものを、再度flac5で圧縮をかけてもサイズは変わらない。

サイズ的にこれはflac5で圧縮したかな?なんてことがタグ情報からは分かりづらいので、間違えて再度圧縮をかけた場合も変化がないので心配はしなくてもよいでしょう。

またwavとflacのデータでみるビットレートの違いも気にする必要はない。

あくまでflacはデコーダーで元のサイズに戻して再生させるのでビットレートがflacが小さくても、その点は気にしなくてもよいです。

少しわからないのが、CDをリッピング時に直接圧縮Flacにするのと、wavでリッピングをしたものをFlacに圧縮するのとでは、CDからの直接Flacの方がサイズが小さくなるような気がします。。。

気がするだけかもしれません。。。みなさんはどうでしょうか?

最新の投稿

カテゴリー一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です