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リモコンのメンテナンス

今回はリモコンのメンテナンスについてです。

リモコンは長きに渡って使っていると、よく押しているボタンの効きが悪くなってくることがありますよね。

リモコン修理おそらく部品として新しいリモコンを購入する形になるかと思います。

それぞれの機器の専用リモコンは家電量販店や街の電気屋さん等で注文ができます。

型番が分かればネットでも購入できる場合もあります。

ただ、汎用リモコンに比べ割高になっています。

例で出しますと、ソニーさんのリモコンだと3000~4000円くらいします。

同じソニーの汎用リモコンとなるとノーマルタイプで2000~3000円となっています。

また専用リモコンは部品扱いになるので生産中止された機器の場合、最悪は手に入らなくなってしまうこともあるようです。

リモコンの故障要因としては、ジュースや水をかけてしまったり、落下などの衝撃で壊れてしまったり。

物理的な原因での場合を除くと、使っていてあるボタンだけ効きづらくなったりの場合は今回ご紹介する方法で復活する可能性があります。

ただ、リモコンによってはメーカーで修理してもらえる可能性もありますので、分解メンテナンスは必ず自己責任で行ってください。

(分解するとメーカーでの修理はしてもらえなくなります。)

リモコンが効きづらくなる大きな要因はタッチセンサーの汚れにより反応が鈍くなったり、まったく受け付けなくなったりします。

その理由がボタンの背面にあります。

ボタンはゴム素材になっており、裏側には黒い接点加工が施されています。

この接点加工された黒いのがタッチセンサーにこびりついていく事によって反応が鈍くなっていきます。

強く押し込んだり、何度も押していると反応したりする場合はこの要因が多いと思います。

ということで、メンテナンスとしては「リモコンを分解」して、「接点を磨く」という工程になります。

上記で一番厄介なのが分解作業です。

リモコンはメーカーによって、ビスで固定されているもの。爪で固定されているものがあります。

また交換修理となるリモコンは分解を想定してないので接着剤で固定されている事もあるようです。

修理例はソニーのリモコンで説明していきますが、今回のリモコンは爪のみで固定されていました。

爪の場合、丁寧にしても必ず傷がつきますので、その点も覚悟のうえ作業を行ってください。

爪の場合、とっかかりポイントを探す事から始まります。

今回のリモコンは下部にあり、そこに細いマイナスドライバーを突っ込んでやり、下部の爪2箇所が浮けばあとは両サイドの溝に沿ってドライバーを滑らせると簡単に分解する事ができました。

爪が頑丈の場合は、取っ掛かりのドライバーはそのままにしておいて、薄くて丈夫なカードを滑らせてもよいかもしれません。

取り外したらゴム素材のボタンを中性洗剤で洗います。

表も、裏側も入念に洗いましょう。

裏側の黒い接点加工部はベトつきがなくなるように清掃しますが、あまり強力に清掃すると加工が剥がれてしまって反応しなくなってしまう恐れもありますので、状態をよく確かめながら清掃してください。

ベトつきがひどい場合はアルコール洗浄液がお勧めです。

次に基盤側のタッチ接点部です。ここに接点加工剤がこびりついています。

麺棒などで優しく除去していきます。触った感じでは分からなくても実際に掃除すると麺棒の先が黒くなるので分かると思います。

清掃が終わったら元の状態に組み上げる前にゴムボタンを乗せてテストしてみましょう。

ソニーさんのリモコンはどのボタンを押しても光る部分があるので反応テストは分かりやすいです。

光らない場合は直接機器に向かって押して確かめます。

反応の鈍りがあれば再度問題箇所を清掃します。

新しいリモコンを買う前に、どうせ捨てるならば一度分解清掃にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後になりますが、清掃する際は基盤の裏側に水などでショートさせないように注意して作業しましょう。

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