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フォントにこだわりを♪
映像や写真、印刷物に文字を入れる時、文字の字体(フォント)によって出来が変わってきます。
フォントはOSに付属していたりソフトウェアに入っていたりします。
また最近はフリーのフォントも数多くありますので、自分が求めているようなデザインを探す事もできるようになっています。
そこで、今回は定番のフォントについて特集してみたいと思います。
フォントで最初に目につくのがデザインですが、実は使用するにあたって重要なポイントがあります。
それは、紙に印刷した時や映像に載せたときの再現性です。
デザインが面白いフォントはさておき、商業で使われているフォントは明瞭でバランスが良いものが使われています。
明瞭とはプリントしたときや、動画のテロップに表示させたときに安定した見やすさが出てきます。
また、各編集ソフトでの配置設計のときにもバランスよく位置を再現してくれたりするのが購入フォントの強みです。
フォントで悩んでいる方は、恐らく最終的にたどり着くのが購入フォントとなると思います。
中でもメジャーなのが「モリサワ」フォントです。
テレビのテロップで使われているのは、ほぼモリサワフォントといっても過言ではなく印刷物のフォントもモリサワが多く使われています。
特に人気なのが文字が太い「新ゴ」です。
それだけ信頼性のあるフォントメーカーですが、他の販売フォントは100とか多いと1000以上の書体を収録したソフト(1万円程度)もあるのですが、モリサワフォントは基本は1書体の販売です。
しかも1書体1万5千円したり。商業やかなりこだわりのある個人ユーザーじゃないと手が出せにくい価格です。
ですが、この1書体さえあれば、これだけで生きていける!くらいの品質があるのがモリサワフォントの強みです。
また年間5万円の1年ライセンスソフト(モリサワパスポート)にすると、モリサワの1000書体を使えるようになります。
値段が高いので、やはり商業向けです。
そこまで沢山使えなくても、お気に入りの一つ、また定番的なモリサワフォントが欲しい方は、下記の3つの方法があります。
●モリサワフォント セレクトパック1・・・¥1万5千円
●モリサワフォント OpenType 基本7書体パック・・・¥3万円
●モリサワフォント Pack for Vista・・・1万円
上記の3商品は買い取り形式です。
セレクトパック1は文字通り1書体のみ。書体セットには入っていないフォントで欲しいのがある場合、こちらを選んで購入することができます。
基本7書体パックは、定番のリュウミン、太ゴ、じゅん、見出し用フォント等の7書体がセットになっている商品
Pack for Vistaは2017年3月末で販売が終了してしまった商品なのですが、こちらは3種類の書体が収録されていて、
リュウミン、新ゴ、ゴシックが基本となってリュウミンと新ゴには太さが異なる3種類がそれぞれについています。
リュウミンと新ゴがあればたいていの事には対応できますので基本フォントとしてあると重宝すると思います。
映像作品では新ゴは欠かせません。ただ新ゴも年々進化を遂げており、より太い新ゴUというのもありますが、こちらは5万円の年間契約をするか、セレクトパック1で1書体購入するしかありません。
さて、モリサワフォントは大変優秀なのですが、そこまでなくても近いフリーフォントはないのかというと、あるんです。
それがM+フォント。
モリサワの新ゴにかなり近い書体でフリーフォントとしては最強な定番フォントだと思います。
M+フォントを使って更にフォントを追求したいときはPack for Vistaがお勧めです。
注意点としてはPack for VistaはwindowsのVista以上のOSにしか対応していない点です。
macでは使えませんのでご注意ください。
windowsであれば、vista以上であれば、7でも10でも32bit,64bitでも対応できます。
ただ、付属してくるインストーラーでは使えませんので、モリサワさんのページより最新のインストーラーアップデーターをダウンロードする必要があります。
また先に書きましたが、販売は2017年の3月末で終了の商品ですので在庫があるお店でのみ購入となるようです。
皆さんも、作品のクオリティーをこだわりのフォントで上げてみてはいかがでしょうか。