fish-bone's world

この記事のカテゴリー

Neumann KM 184

今回はNeumannのペンシル型マイク「KM-184」についてレビューしたいと思います。

■スペック

コンデンサーマイク
スペック:単一指向性
周波数特性:20 Hz-20 kHz
感度: at 1 kHz into 1 kΩ 12/15/10 mV/Pa
定格インピーダンス:50 ohms
定格負荷インピーダンス:1 kohms
等価雑音レベル:CCIR1) 24/22/24 dB、A-weighted1) 13/13/15 dB-A
S/N比: CCIR1) (rel. 94 dB SPL) 70/72/70 dB、A-weighted1) (rel. 94 dB SPL) 81/81/79 dB
最大SPL: 0.5%2) 140/138/142 dB
最大出力電圧:10 dBu
ファンタム電源:48 V ± 4 V
コネクタ:XLR 3F
寸法・重量:直径22×107mm、80g
付属品:マイクホルダー、ウィンドスクリーン

ノイマンといえばU87等の大型コンデンサーマイクが有名ですが、ペンシル型であるKM184も業務スタジオのマイクでは重宝されています。

ペンシル型というとAKGの451が有名ではありますが、451は線の細い楽器に使いやすく金物系やフルートなどの高音楽器に使われているようなイメージが強いのですが、このKM185は太い楽器にも使いやすいマイクとなっています。

KM184の前身でもあるKM84の後続機で、指向性に分かれたモデルとなっており正しくはKMシリーズとなります。
指向性タイプは3種類になります。

KM183・・・無指向

KM184・・・単一指向

KM185・・・超単一指向

この中でもメジャーなのがKM184となります。


単体での使用もできますし、ピアノのようなステレオで使えるステレオペアセットの販売もあります。

指向性の違いは外観でも確認できます。
ヘッドの横にあるスリットが目安になります。

無指向がスリット無し、超単一指向が1スリット、単一指向が2スリットとなっています。

私はこの中のKM184を所有しています。
とにかく万能なマイクでギターはもとより、木管楽器、弦楽器、金管と、どの楽器に合います。

SNが非常によくマイクの大きさからは想像できない太く落ち着いた印象があります。

1本で使うのもよいのですが、是非ステレオペアで使ってみてください。

海外のオケ収録を見ても弦楽器にショップス、木管、金管、パーカスにKM184を入れているのを目にすることが多いです。

色はニッケルとブラックの2色があります。
ステージで目立ちにくいのはブラックで、私も私物として所有している184の4本は全てブラックです。

難点はブラックはマイクホルダーのこすれ傷が目立ちやすいのと、すべすべなのでホルダーが動きやすいです。
ニッケルはざらつきがあるので、使い勝手としてはニッケルの方がよさそうです。

そしてホルダーですが角度を調整固定する調整ビスですが、かなり力をいれて閉めないと緩んでしまいます。
強く締めれば動かないのですが、少しでも緩いとおじぎをしてしまうほどシビアであります。

小ネタですが、私はマイクを持ち運ぶ際に大量にマイクを持ち運ぶ必要があるので付属のケースは使用していません。
特にペンシル型のような小型マイクはマイクの種類ごとに分類してジップロックで持ち運んでいるのですが、それだとマイク同士が接触して傷がついたりします。

そこで重宝するのが100均で売っているイスの足カバーです。
これがペンシルマイクの径とマッチしており、184の場合は長さも短かったりするので丸ごとイスカバーに収納ができてしまいます。
イスカバーの材質によもりますが、伸びるタイプだとホルダーごと包み込む事も可能です。
この状態でジップロックにいれてしまえば大量の持込時にも安全に持ち出しが可能かと思います。

100均のイスカバーお勧めですよ^^/

neumannは値上がりもしてしまい当初は9万円で購入できたのですが、2万円アップの11万円(実販売価格)になってしまいました。
とても重宝するマイクですが高くなってしまいました。

ですが値段分の安定したマイクであることは確かです。
間違いのないペンシル型マイクです。

次回はそんな値上がりした184的なリーズナブルマイクをご紹介します。

最新の投稿

カテゴリー一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です