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カメラマイクRODE「VideoMicro」レビュー

私は普段仕事ではカメラ本体の音声を使うことがない為、外付けマイクを使うことはあまりありませんでした。

インタビューもピンマイクを使ったりと、カメラ本体に搭載させるマイクを使用する機会が極端に少なかったりします。

ですが、今後被写体の音を収録しながらの撮影があり、どうしたものかと外部マイクを導入する事になったのですが。

■カメラマイク

ビデオカメラに標準搭載されているマイクは大体がステレオマイクなんですが、一眼レフのマイクとなるとモノラルな場合が多いです。

外部マイクを購入するんだからステレオマイクでもいいかぁとも思ったのですが、今回の目的は被写体の音声。

となるとステレオだと周りの環境音を拾いすぎていまいち言葉だったり、被写体が発生させる音にクローズアップされにくいのです。

もちろん被写体の音をとらえつつステレオなマイクもあるにはあったのですが。

価格も天井知らずのマイクなわけですが、そこまでのクオリティーはいらなかったりもします。

私の場合はBGMの中で使えるぐらいの感じでよかったので、より被写体に絞れるモノラルで探す事に。

そんな中、候補に挙がったのはSENNHEISER MKE200 でした。

価格も1万円ちょい。

形も小さくゼンハイザーが作っているというだけで魅力がありますよね。

RODEは気分的にも興味があまりなくて。。。(後に説明あり^^

今回購入したVideoMicroになる直前までMKE200で心が固まってきていた矢先です。

なんとMKE200には最大な欠点があったのです。

それがノイズ問題です。

これが検索していくとどんどん引っかかる情報だったのです。

具体的には、カメラに電源を供給しながらマイクを使用すると電気的なノイズが発生するのです。

ブーンといったノイズでサンプルを聞いてみると結構な音量でのっています。

対策としてはカメラバッテリーだけでの運用とあるのですが、こういった電気的なハムノイズはLED等の電磁波を出す製品の近くでも起きる現象です。油断はできません。

あのゼンハイザーがここの対策ができていないなんて!

もしかして最近生産された分は対策されていたりして。。。と淡い期待もあったのですが残念ながら改善はされていないのだとか。

より高価なモデルだと起きないのかもしれません。

そうなるといかに音がしっかりしていたとしても候補から外しざる終えませんでした。残念。

■VideoMicro

これまでもソニーやパナソニック、オーディオテクニカ、キャノンと色々調べたのですが、お金を出せばそりゃぁありますよ。

ただ、そこまでお金を出すほどのクオリティーはいらない。

だけど必要最低限な音質が確保されているマイクはないのか!

と思ったところに「VideoMicro」です。

RODEのマイクって所がひっかかってなかなか目が向かなかったわけですが、実は私はRODEのマイクを1本所有しております。

しかも購入したのは20年も前の話です。

RODE NT2というNe●mann U8●をコピーしたマイクでして、当時はかなり有名でした。

このマイクはとても優秀ではありましたが、後にAKGや本家のマイクを導入すると、なかなか癖があるような、なさすぎるようなと出番が

あまりなくなっていました。

といっても私はマイクが好きなので手放すこともなく、いざやばい物を収録する時には使ったりもするような。。。

という感じで近年RODEのマイクについては魅力を感じていませんでした。

ところが、今回改めてVideoMicroの音を調べてみると、あらいいじゃない!となった訳です^^

モノラルなマイクですが、被写体の音をかなり正確に、しっかりとした音で収録ができているサンプルが多いのです。

付属の風防もかなりの効果があるようでした。

価格も1万円以内。これにしました!

■付属品

付属品はマイク本体、サスペンションホルダー、風防、音声カールコードとなります。

完璧なセットです。

コードが分離しているのも大きなポイントで、コードが断線しても交換が可能です。

カメラマイクは結構本体からケーブルが直に出ているマイクが多く、付け根の負担を考えると心配なポイントでもあります。

そこが分離できるので、ケーブル故障でも交換できますし、より短いケーブルを自作する事も可能になります。

しかもコンデンサーマイクなのに、カメラ本体からの電源供給で動いてしまうのです。

外部コンデンサーマイクは電池駆動が必要な場合があり、電源ON/OFF管理での失敗もあるんだとか。

業務用カメラだとキャノン接続で常時ファンタムで管理されていることもあり、ON/OFFトラブルは皆無なのですが、

これも防げるし結構やるマイクなんではと思います。

■音質

実際に使ってみましたが、芯があってそれなりに太い音でした。

これなら被写体から発する音はしっかりとキャッチできます。

集音が強いので距離の問題もあまり気にしなくて済むと思います。

自分撮りようのマイクとしても優秀なのではと思います。

■デメリット

デメリットといえば風防の大きさです。

これもかなり有効な風防なのでしょうがないとは思うのですが、結構大きいので目立ちます。

またサスペンション構造もユニークなので、マイクがブルンブルン揺れ易いです。

揺れても衝撃音が収録されることはないのですが、見た目が気になるかもしれませんねw

風防をとると、このようにかなりシンプルな見た目にはなります。

マイクも短くコンパクトなので映り込むこともないですし、ここは効果を優先としたマイクなので目をつむりますw

■コピーモデル

NT2のコピーモデルの話を書いておきながら変な話なのですが、このマイクは一眼レフ用のマイクとしては有名なのでVideoMicroの偽物があるそうです。

価格も驚くほど高くもないですので日本代理店での購入がお勧めです。

昔はサウンドハウスが代理店だったのですが、現在は銀一さんが日本代理店です。

銀一さんで販売されているVideoMicroは箱にも銀一さんのステッカーが貼ってあります。

もし中古で購入する場合も、この箱にある銀一さんのステッカーが見極めのポイントとなるかと思います。

箱のRODEの文字の下にあるゴールドマークも押し印タイプで触ると立体感があります。

偽物は印刷だけなのでサラっとしているそうです。

予断ですが、銀一さんはステディカムの日本代理店でもあるんです。

お店は月島にあり、主に写真カメラに関する機材を販売していましたが現在はビデオカメラの機材も豊富に取り扱っています。

inter beeでも出展していたりもするんです。

そんな銀一さんの代理店販売のRODEが良いかと思います。

今回はビデオカメラ用のカメラマイクについてでした。

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