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3芯電源延長ケーブルを自作する
今回は3芯の電源延長ケーブルの自作についてです。
ステージ上の長回しで3芯の電源ケーブルが必要なのですが販売品だと色が緑だったり黄色だったりと、度派手なものばかり。
どれくらいの長さの延長ケーブルが必要なのかですが、20m必要です。
2芯だと黒もあるのですが、何故か3芯となると黒がないんです。
ということで自分で作っちゃいます。
20mとなるとベルデンやカナレなんて選べません。
なにせ1m千円もするんですから。。。
とうことで、私が選んだ部材は以下の通りです。
■部材
・富士電線工業 S-VCTF1.25X3芯 白黒緑/黄 20M(耐熱ソフトビニルキャプタイヤ丸型コード )¥4378円(モノタロウ)
・アメリカン電機 平刃形 ナイロンプラグ 接地2P15A125V 7112GN ¥585円
・アメリカン電機 平刃形 ナイロンコネクタボディ 接地2P15A125V 7114GN ¥780円
■部材説明
電源ケーブルは富士電線のS-VCTF1.25X3芯にしました。
このケーブルはネットではモノタロウぐらいでしか購入ができません。
価格は4千円弱しますがモノタロウは3850円以上は送料無料なのでジャストな価格だと思います。
当初ワンランク細い7.5タイプにしようと思ったのですが、これだとぎりぎり送料無料に届かず逆に高くなってしまうのです。
カナレの電源ケーブルくらい太いのがきたらどうしようかと思ったのですが、通常の延長ケーブルの太さでした。
販売されている3芯の延長ケーブルよりワンランク細い感じです。
内心の色は白黒緑/黄タイプにしました。
アース(Earth)アース線・・・緑/黄
N(Neutral)中性線・・・白
L(Live)電線・・・黒
ケーブルの硬さも、とても柔らかく巻きやすいです。
ケーブルの外皮もやわらかいので、ハサミで軽くこするだけでも切込みがつきます。
なので、逆に内線にも到達しやすく傷つけやすいので外皮カットは気をつかいました。
プラグですが、今回はアメリカン電機のプラグを選んでみました。
アメリカン電機というメーカーですが、アメリカのメーカーではなく日本のメーカーなんです。
アメリカン電機はホームセンターでも販売されている所があるようですが、私の田舎ではなかったのでamazonで購入しました。
色は黒と白があるのですが、何故かメスの黒色プラグだけ1個購入が出来ませんでした。
あまりにも在庫が少ないと1個購入ができるようですが、通常は最低ロットが10個となっています。
白は1個購入ができるのですが。。。
またこのメス側のプラグは売っているところが少ないのです。
在庫が10個以下になると、その在庫数でのセット販売になるようですが私は運よく残り1個の時に購入ができました。
当初IECインレットにしようかとも思ったのですが汎用性を考えてメスの3芯プラグにしてみました。
どうせなら2個のOAタップにもとも考えたのですが、いいんです。更に汎用性が高くなると会社の備品になりかねないので。。。
プラグには魚骨マークで個人所有物とアピールしておくのも忘れずに
■アメリカン電機プラグ
今回初めて使ったアメリカン電機のプラグですが、これが非常にいい感じです。
オス側、メス側共に裸端子が使えますし、正面のビスを外すだけで内部にアクセスが出来ちゃいます。
オス側は1本。メス側は2本のビスだけです。
注意したいのはビスが柔らかくナメやすいので力を入れてしっかりとまわしましょう。
あと、メス側のプラグは細線の距離がオス側よりも少しあるので、気持ち長めに皮膜を除去しておきます。
オス側は2.5cm、メス側は3cmといったところでしょうか。
裸端子のカシメはカシメ具の一番外側を使うとつぶしやすいです。
細線のカットは一番大きい1mmで皮膜除去します。
デザインは無骨ではありますが作りは非常にしっかりとしています。
これでIECのインレットもアメリカン電機のがあればなぁ。。。いいのになぁ^^
内部も配線も分かりやすく、アースマーク、Nマーク、無印となっています。
アースマークに緑/黄、Nマークに白、無印に黒となります。
※NはニュートラルのNでN極、中性線と呼ばれています。
アメリカンなネーミングだけど日本メーカーなので、ひらがなで「はずす」と刻印されています。
しかも製造もMADE IN JAPAN!!
■まとめ
なんだかんだで5千円オーバーな金額になってしまいましたが、20mクラスの黒の延長ケーブルがほんとないんです。
あったとしても高い。自分で作るほうが安くアメリカン電機のプラグも選べたり、1口だけのシンプルなケーブルが作れるし。
といった感じで今回は自作3芯延長ケーブルでした。
ケーブル製作が完了したら必ずテスターで同通チェックを忘れないようにしてください。