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D-SUB25ケーブル自作

AVID HD I/Oのアナログ入出力はD-SUB25端子が使用されています。

このD-SUB25のピン配列はタスカムフォーマットと同じです。

出来上がりのケーブルを購入する時はタスカムフォーマットと記載されているケーブルを買えばよいわけです。

ですがこのケーブルは特殊ですので少々お値段が張ります。

AVID純正で1万3千円くらい。

一番安いのはクラシックプロのが約3千円くらいです。

私はインターフェース導入時に入力用でHOSAのD-SUBを購入したのですが6千円くらいでした。

今は残念ながらHOSAのD-SUBは販売終了してしました。

そこでリーズナブルなクラシックプロをと思ったのですがレビューがすこぶる悪い。

D-SUB端子の接触が悪い。キャノン端子のつくりが悪い等。

D-SUB25ケーブル

そこで自作を考えてみました。

調べてみるといくつか製作の記事を見つけました。

部品とハンダの問題が不安でしたが、ここはがんばって自作してみる事にしました。

感想ですが。。。二度と作りたくありません^^

マイクケーブルなんて何だったのと思えるくらい神経と時間を浪費します。

お金がある方は純正とかベルデンのを購入してください^^;

どうせ作るならと、今回はインプット、アウトプットの2組を製作しました。

■部品調達

D-SUB25ケーブル自作用パーツ

D-SUBケーブルに必要なものは、D-SUB端子、D-SUBケース、ケーブル、XLR端子となります。

各チャンネルのアース線保護用に1.0φCLの収縮チューブもあるとショートトラブルも少なくなるかと思います。

パーツはD-SUB端子、ケース、収縮チューブ(1.0φCL)は共立エレショップさん。

ケーブルとXLR端子はサウンドハウスさんで購入しました。

ケーブルはブラックとグレーがありますが、イン・アウトで見極めやすくするために2種類購入しました。

●共立エレショップさん

D-subコネクタ プラグ 25pin SC-25P \157 × 2個

D-subカバー インチネジ 25pin 銀 PH-25C \157 × 2個

熱収縮チューブ スミチューブC 1mmφ透明 \77

送料\550

●サウンドハウスさん

CANARE L-2B2AT ブラック 1m 44 × 8本

CANARE L-2B2AT グレー 1m 44 × 8本

CLASSIC PRO CXL1 XLRメスコネクター シルバー \110 × 8個

CLASSIC PRO CXL2 XLRオスコネクター シルバー \88 × 8個

(サウンドハウスさんは2000円以上で送料無料です。)

合計 ¥3543円

といったように二組で¥3543円。一組なら¥1771円で製作出来る事になります。

もちろん一組ならサウンドハウスさんの送料がかかってしまうのですが。

とはいえクラプロの3000円と比べてもリーズナブルです。

あと必要なのは努力と根性と気合いのみ。。。

今回はなるべくリーズナブルで製作したいと思ったのでD-SUBケース、端子は台湾製です。

共立エレショップさんではオムロン製も購入できます。

端子、ケースともに650円くらいだったでしょうか。

私はハンダ失敗を恐れ、台湾の端子にして余分に購入しました。

作業してみても、これといって不都合はありませんでした。

ハンダ固定部も解けることなく、またハンダ直しをしても問題なかったです。

最初は端子だけオムロンにするかと思ったのですが、ケースの寸法をみるとオムロンの端子が若干短いので、オムロン端子と台湾ケースはかみ合わない

可能性があります。

オムロンで攻めるなら端子もケースもあわせる必要があるかと思います。

注意点はビスの仕様です。

インチネジタイプとミリネジタイプがあるのですが音響用で使うのはインチビスです。

インチと書かれたものや、ビスの表記に「♯4-40」と書かれたものを選びましょう。

♯4はネジのサイズ。-40は1インチあたりのねじ山数となっています。

ミリネジの場合「M2.6」と書かれていますので判別できるかと思います。

ケーブルですがカナレの内線用のケーブルです。

とはいえアルミラップなので強度はありそうです。

心配だったのは8本を束ねた状態でD-SUBケースのお尻から排出できるのかと思っていたのですが、

ちょうどぴったりサイズでした。

無理やりでもなく遊びもなくジャストフィットです。

私は念のため出口付近に収縮チューブをかましておきました。

XLR端子はクラプロを使用しました。

出来合いケーブルの端子は評判があまりよくないのですが、パーツ売りしている端子は評判がよいのです。

出来合いケーブルと見比べると確かに構造がちがっています。

パーツ売りのXLR端子は旧ノイ●リックに似ています。

作業効率も抜群でハンダも乗りやすいです。

一折の端子に脱着してみましたが、これといって不具合も無く今回使用してみてクラプロも有かなと思いました^^

私の場合、自宅使用で抜き差しも少ないので特に心配する必要は無かったです。

■作業

予備ハンダの下準備しておきます。

予備はんだ下準備

D-SUBのハンダ部分は小さいので、できるだけ満タンにハンダを乗せておくと良いと思います。

配線側も予備ハンダしておくのも重要です。

配線予備はんだ

ハンダの番号は図の通りで結線します。(不細工な手作り図で申し訳ないです^^;)

結線チェックは番号がミラー状態になります。

私は結線完了後にやってしまった!と思ったのですが無事大丈夫でした。

D-SUB25端子配線図

※13番ピンは使用しません(タスカムフォーマット)

インプット・アウトプット共に同じ配列です。

ただし、これは本体側の受けがイン・アウト共にメスだった場合です。

本体側がオス(ピンが出ている方)という設定はほぼ無いかと思いますが、オスだった場合はミラー状態になります。

よーく見ると端子側のピンに番号がふってありますので、同通チェックでは、その番号でチェックすると良いでしょう。

また、本当は各端子のハンダ部分に収縮チューブのブーツをはめるのが理想ですがハンダ技術が無いと、高確率でハンダの熱で収縮してしまいます。

収縮チューブの待機場所もないのでショートが不安であれば作業後に木工用ボンドを流し込んでみても良いかと。(身内情報)

念のためD-SUBケースの配線出力部分に収縮チューブを入れて強度を高めておきます。

D-SUBケースを本体に固定するビスは本来は手回しビスが理想ですが、付属してきたビスは-ネジタイプでした。

オムロン製だと別売りで手回しビスも販売されています。

D-SUBハンダが終わればXLR端子ですが、D-SUBハンダを経験すればXLR作業がなんて快適なんだ!と思えるようになりますよ^^

一折組み終わったら最後は同通チェックをして作業完了です!

あとは好みでXLR端子やケーブルにch表記をしておくと良いかと思います。

私はテプラで作ったシールを貼っています。

テプラシールはアルミ系のシールだと剥がれにくいです。

シール剥がれが心配な場合、更にその上から透明の収縮チューブで固定しても良いかと。

■ケーブルについて

今回私が使用したケーブルはカナレの内部用結線ケーブルです。

本当は8chが束になったマルチケーブルを使うのが美ですがマルチケーブルの場合、各チャンネルのケーブルの長さに気を使うことになります。

D-SUB25端子は横に幅広い端子です。

端に行けば行くほど結線ケーブルも長くする必要があります。

逆に中央付近であれば短くと。マルチケーブルは扇状にカットしていく必要があるのです。

それほどケーブル製作をしていない私には自信がなく、また万が一失敗した場合に一からやり直しです。

製作に不慣れな方は私の様に1chづつ分けてのケーブルが無難だと思います。

また万が一ケーブルを損傷した場合も個別で交換もできますし。

色々考えると私の場合は1chづつのケーブルが都合がよかったです。

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