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今更なHDシステムマウント変換
4K撮影システムが浸透している中、今更HDシステムのマウント変換についてです(自分記憶用)
レンズ交換式の業務用・放送用カメラのマウントは2/3、1/2、1/3があります。
この中で放送用としては2/3が主流です。
業務用とは少し格が下がりますが。マウントは2/3、1/2、1/3になります。
今回はこのマウント変換についてです。
ソニーの1/2バヨネットマウントのカメラはホットシュータイプのレンズになります。
ホットシューは別に電源ケーブルが必要なく、シューに電源やコントロール情報を管理する端子が搭載されており、シンプルに接続が出来るようになっています。
そんなホットシューに放送用のレンズを搭載させる時は変換マウントが必要になります。
純正の変換マウントとしては「LO-32BMT」があります。
価格は6万円ほどになりますが、残念ながら生産は完了してしまっています。
2/3のレンズを1/2に搭載すると1.37倍に倍率がアップします。
ズーム側にアップするので、18倍のレンズが約24倍のレンズになります。
放送用のレンズは業務用よりも解像度が上がりますので、レンズの倍増と解像度の両方が手に入ると思ったのですが、そうとはいかないようです。
ただ、レンズの倍率を上げるには効果があるようです。
しかしその分、引きが弱くなるのです。
これはやむ終えないのですが、更に深刻なのが引きの解像度が下がるというのです。
放送用レンズに切り替えて解像度も期待していたのですが、あくまでアップ側での使用と限定されてしまうようです。
よって、結果的には1/2マウントには1/2レンズが良いということですね^^
これを覚えておかないと、つい放送用レンズと変換マウントが欲しくなりますので、よい歯止めになりました。