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HDDやSSDの実容量
今回はハードディスクやSSD、メモリなどの実容量についてです。
これらのドライブやメモリを購入する際に容量をみて購入しますよね。
たとえば1TB、2TBといったように商品には記載されています。
ですが、実際にPCに組み込んだり接続すると容量が少なく表示されます。
あれ、1TB買ったのになんか932GBしかない!68GBも違いがある!
68GBってけっこうな容量ですよね。
なんだよ!詐欺じゃないか!なんて思う方もおられるのではないでしょうか?
今回はこの違いについての解説です。
実はPC上では、1GBは2の10乗。つまり1024MBが1GBの本来容量になります。
ですが、メーカー的には表記があいまいな数字になるので1024MBだけど1000MB(1GB)として表示しちゃえ。
という感じなのだそうです。
また、HDDやメモリには使っていくと物理的に容量の箱が壊れていく現象「不良セクタ」が発生します。
デフラグなどをすると、この不良セクタの把握ができるのですが、こういった不良セクタを補う予備的なブロックがあるそうです。
メモリが使えなくなる(壊れる)理由のひとつで、たとえば1GBのメモリーの場合、本来は1GB以上の容量があるみたいです。
これは予備容量部分が存在するのですが、PC上では見えません。
メモリがセクタ不良で壊れる時は、予備容量でセクタ不良部分を補っている容量がなくなった時。
1GBの容量が担保できなくなった時にメモリが使えなくなるとのことです。
<実容量の割り出し>
話はそれてしまいましたが、それでは実際の容量の計算方法です。
今回は1TBでの計算方法です。
1TBの場合
1000÷1.024÷1.024÷1.024=931.32・・・で約932GBとなります。
という事で1TBのHDDやSSDは「約932GB」となります。
SSDには、ぎり1TB未満の960GBというモデルも乱立しています。
960GBの場合は
960÷1.024÷1.024÷1.024=894.06・・・で約894GBとなります。
いやはや、960GBモデルなのに、実は900を下回る容量しか使えないのです。
2TBの場合では1862GB,3TBの場合では2793GB,4TBの場合では3724GB.
といったように、容量が増えていけばいくほど、表記容量の違いがでております。
こりゃぁ詐欺じゃないかーといわれた場合、実はとこの話を切り出します。
これは6TB容量があるHDDプロパティです。
容量が5.45TB(5450GB)になっています。
550GBどこいったーーーい!
私個人の意見としては、だったら素直に1TB(約932GB)と書いたり、932GBモデルとして販売すればいいじゃないかと。
数値的に気持ち悪いのはわかりますが、ユーザー的にはこれだけの違いは大きく影響してきます。
あとは、1000MBに近くなるように容量をあげておくとか。
これからも容量は増え続けて更にこの表記との違いが出てきますので、なんとかしてほしいものです。
消費税でいう内税、外税の違いのようなものでしょうか。
一見、お、他の店より安い!と思ってよーく見ると外税になっていたり。。。
どうせ最後は税金分ついた金額払うのだから内税表記にしてほしいものです。
混乱をまねくだけですよね^^
ということで今回はHDD,SSDの実容量についてでしたが、もうそろそろ実用量表記してもらいたいものです。