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macpro延命措置(ドライブ入れ替え編)
新しいmacproを購入する事が困難ですので相棒のmacproの延命処置です。
前回はCPUの交換をしました。購入から8年経過しており、当時オプション設定で選べる以上の性能があるCPUが手軽に手に入るようになりました。
メモリはなかなか価格が下がりませんが、CPUに関してはお財布に優しめなのでお勧めです。
さて今回は延命処置第2弾ですが、ドライブの交換です。
ドライブが壊れたらそれはもう目が当てられません。
バックアップできるものと、そうはいかないものがあります。
私の場合、macproは音楽用として使っています。
macpro2010には4台分のスロットが完備されています。
私は4スロット全部を使用しています。
スロット1:システムドライブ(SSD)
スロット2:データドライブ(HDD)
スロット3:プラグイン音源ドライブ(HDD)
スロット4:プラグイン音源ドライブ(SSHD)
上記の様なドライブ構成となっています。
この中でシステムドライブについてはSSD化していますが、ほかのドライブはすべてHDDです。
スロット4のプラグインドライブのみSSHDというHDDに少量のSSDが搭載されたドライブになります。
SSHDはよく使うファイルが蓄積されますが、私のように音源用に使うには微妙な感じでした。
今回はこの4つのドライブすべてを交換します。
尚、今回のドライブデータの移行はOSXユーティリティの「ディスクユーティリティ」より行いました。
システムドライブは当然のことながら、データドライブの移行も、このディスクユーティリティで行う事が出来ます。
メリットとしては、小さいドライブから大きなドライブへ移行した際に、クローンソフトとは違って空いた容量も使えることです。
クローンソフトによっては、1TBから2TBへクローンした場合、移行先が2TBにもかかわらず1TBのドライブとしてしか使えない事があるからです。
その点、mac標準のディスクユーティリティは便利ですね。
ただ、移行の際は一度、新しいドライブの削除(フォーマット)作業が必要ですので、くれぐれも移行前のドライブを削除しないように注意して下さい。
●ドライブの構成変更
<システムドライブ>
システムドライブはSSDなので、本当はそこまで急速に変更しなくてもとは思ったのですが容量の関係もあり今回交換対象となりました。
以前使っていたのは128GBのSSDでした。
音楽用なので、特別大きな容量は必要はないのですが、残りが18GBとなっていました。
残量が少なくなるとパフォーマンスも落ちるのですが、SSDではそこまで落ちていはいないかと思います。
ですが、まぁ中をまた交換作業をするとなると厄介でもあるので、厄介な作業は一気に片付けようと決心したのであります。
交換は少量アップの250GB(SSD)にしました。
前回搭載していたSSDはMLCタイプでしたが、macpro2010のスロットはsata2規格なのでTLCタイプでも問題ないかと思います。
特に今は3D NAND型ですので問題ないかと思います。
選んだSSDはインテルのSSDSC2KW256G8X1です。価格は4980円でした。
同価格帯では、クルーシャルのMX500シリーズやサンディスクの240GBタイプが近いと思います。
インテルを選んだ理由は、評判がよく、なんといっても保障期間が5年ということです。
TLCの低容量ドライブはたいてい3年保障ですので、SSDSC2KW256G8X1はお勧めです。
本体もアルミで覆われているので熱対策としても期待できます。
<データードライブ>
データドライブについては前回と同様にHDDにしました。
データドライブは定期的にバックアップが可能で、音楽のシーケンスファイルや作業WAVデータの読み込みにはそれほど影響ないのでHDDにしました。
とは言え、耐久性と速度もみて東芝の7200回転にしています。容量は前回とまったく同じ1TBです。
価格は送料合わせて4400円でした。
これまたお財布にやさしー^^
<プラグインドライブ>
今回一番楽しみにしているドライブです。
音楽PCで一番の悩みがプラグイン音源の保管場所です。
近年のプラグイン音源は性能が高い分、容量もかなり大きなソフトウェアが多いです。
とてもシステムドライブの中に収めるには心苦しい容量で、さらに音源の読み込みストレスを考えるとプラグイン音源は専用にドライブを設けたほうがよいのです。
それもあって、私はHDDでしたがプラグイン音源用のドライブを2基置いていました。
1基は7200回転2TBのHDDです。
オーケストラ音源を収めていますが、2TBとはいえ実際は1TB程度の使用でした。
2基目は500GBのSSHDです。
こちらにはピアノ音源やその他の音源、サンプルデーターを置いています。
容量はフルで使用していました。
これら2基分のプラグインデーターを、今回は1つにまとめてみようと思いました。
そこで購入したのが2TBのSSDです。
3D NANDタイプのSSDですが、音楽ソフトの場合、音源を一気に読み込むのではなく、1つ1つ順番に読み込むので分散する意味はあまりないと思います。
これが動画用のファイルでしたら分散は非常に効果的になります。
現在のプラグイン音源の合計が約1.5TBですので2TBで多少のゆとりができるくらいに収めることができます。
(2TBドライブは実際には1.8TBのサイズになります)
また、もし今後プラグインが増えたとしても、スロットが統合により節約できてますので増設問題も解消します。
<プラグインドライブをPCIeスロットへ>
今回もうちょっとがんばってプラグインドライブをPCIeスロットへ搭載させることにしました。
理由ですがmacproのスロットはsata2です。sata2はSSDにしても通信速度は200代になります。
今のSSDは500以上のスピードが出るので、速度的な魅力がダウンしてしまいます。
音楽制作で一番ストレスなのが音源の読み込み時間です。
チャンネル数が多いオーケストラ楽曲を作る場合、読み込みだけで3,4分以上を要します。
これの解消も企ててのSSD化なので、さらにスピードをあげたいのです。
そこで登場するのがPCIeスロットを利用したsataカードです。
私がチョイスしたのはSEDNAのsataカードで、カード上に1台のSSDが搭載できます。
許可容量は2TBなので、今回のドライブが使用できます。
許可容量2TBは合計容量かは分かりませんが、このカードには2台分の端子があります。
1台については電源が不要ですが、2台目は電源供給さえすれば搭載ができるようです。
このカードを利用することにより300代にアップ出来るようです。気持ち程度のアップではありますが、少しでも早くなれば御の字です。
更に、このカードの利用により2台分のスロットの空きができることになります。
プラグイン用に選んだSSDはサンディスクのSDSSDH3-2T00-J25になります。
3D NAND型で保障期間は5年です。
今回迷ったのはクルーシャルでした。価格はどちらも同じくらいだったのですが、購入するタイミングでサンディスクが下がって¥32184円でした。
更にサンディスクは大型のデータを扱う際にもMLC型に似た速度低下が起きないと評判がありました。
価格がクルーシャルと同じであったり、安かったりしたらサンディスクを選ぶことをお勧めします。
<まとめ>
といった感じで今回はドライブの交換でリフレッシュしてみました。
SSDとはいえ、壊れるときは壊れますので、元使っていたドライブはバックアップ用として、そのまま保存しておきたいと思います。