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シューズメンテナンス
私は1日5~6キロ程度のランニングをしています。
仕事だったり、体調が優れなかったり、悪天候だったりと走れない日もありますが出来限り走るようにはしています。
走れない日はなんか罪悪感があるんですよねw
そうやって連日酷使しているとシューズが痛んでくると思います。
ウォーキングメインの場合はおそらく靴裏のゴムが磨耗すると思います。
ランニングの場合、ウォーキングほど引きづる事がないので靴裏の減りはまだましですが、内部の肌と接触する部分が削れてしまいます。
おそらくランニングあるあるになるのかもしれませんが、見た目は綺麗なのに内部が破損して使えなくなってしまう事があるのではないでしょうか。
私の場合ですが、小指が当たる内部の部分と、かかと周辺の内部の部分になります。
小指が当たるところは穴があいてしまいます。
かかと部分は、接触する部分のスポンジ生地が削れてなくなってしまいます。
一番外側の生地が直接あたり、そのまま使うと接触する靴下の生地部分に穴があいてしまったり、肌が痛くなります。
こうなると実用できなくなります。
外観が綺麗なだけに、それで捨てるにはもったいない。
そこで今回はそんな内部の補修方法をご紹介します。
補修するために必要なのは、あて布、接着剤の2点です。
この2点をどんなものにするのかが肝になってくるのですが。。。
私はあて布の生地は百円ショップのハギレを使用しました。
なるべく生地が分厚いやつ。丈夫そうなやつ。クッション性があると尚良いです。
私は合成皮革の生地を使っています。それなりに厚みがあり、表がつやつやで、裏がベロア調になっています。
百円で買えるので色は期待できませんが。。。
接着剤ですが、ホットボンドを使用しました。
ですが、これはあまりお勧めできません。
接着が早いので、すぐにシューズが使えるようにはなりますが、靴の内部に当て布を張るのは結構難しいのです。
早く張らないと冷めて張り付かなくなるし、熱いうちに奥まった内部に貼り付けるのは結構難しいです。
熱いうちに貼り付ける必要があるので火傷したり。
即効で固まるのは良いのですが、1日2日程度経つと異常な硬さになるので、生地によっては、はみ出たホットボンドが当たって痛かったりします。
また合成皮革を貼り付ける際に、当初はベロア側を肌が当たる側に。つやつや側を接着面にしていました。
するとです。少し使っていると剥がれてしまうのです。これをベロア側を接着することによって、剥がれる事はなくなったのですが。。。
ホットボンドの硬化があとあと、当たって痛くなるようになります。
そこで次にお勧めする接着剤は「セメダイン超多用途接着剤スーパーX」です。
価格はホームセンターで1000円ちょっとです。
接着剤とありますが、硬化後はゴム状のような適度な柔らかさを保ちます。
シリコンのような感じで、イボイボがついた軍手のあのイボイボ。それそのものです。
接着もかなりしっかりできますし、接着後は弾力を保つので肌に当たる部分にも最適だと思います。
私は同接着剤を長靴とズボンが一体になったウエイダーの靴底の補修にも使っています。
ウエイダーの靴底は分厚い不織布で、それと長靴のゴムを強力に接着するのに欠かせない接着剤となっています。
色も、黒、白、透明があり、透明を使えばはみ出ても気になりにくいと思います。
ただ、乾いた後は少しべとべとしているので、そこに砂やゴミが付着しそうな気もします。
同じシリコン系になるバスボンドもあります。まだ試してはいませんが、こちらも布素材だったら接着に使えそうで、乾いた後もさらっとしているので良いのかなぁとも思います。
どちらのシリコン接着ざいも完全硬化には2日から1週間程度は見たほうがよいと思います。
靴底のゴム補修グッツは販売されていますが、靴内部の補修はちょっと工夫すると解決できると思います。
注意点は、このセメダインは手に付くと、なかなか石鹸じゃ取りづらいです。
使い捨てのゴム手袋やビニール手袋(毛染めについてくるような)をしての作業をお勧めします。
また衣類に付いたら取れません。
作業着や作業空間(新聞を敷いたり)の準備もお忘れなく。
そして、内部補修後は密着度を高めるために、端は洗濯ばさみで押さえ、内部は新聞紙を丸めて、それを靴の中に詰め込むと、接着箇所が固定できます。
接着剤がはみ出たところに新聞紙が残りますが、そこはご愛嬌でw
でも入念にこすれば取れますので^^
このセメダインは多目的用でして、水にも強いので水の中で作業する時に使うウェーダーの足裏部分の不織パッドも接着できます。
布の補強にも使えますので万能だと思います。
内部破損で捨てていたシューズも、補修して末永く使ってみてはいかがでしょうか。