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お正月企画「集合写真」

以前も一度特集した内容ですが改めて集合写真についてのお話をしてみたいと思います。

みなさん集合写真の撮影をしたことはありますか?

特にお正月シーズンは皆で集まって写真を撮る事も多いのではないでしょうか。

個人の写真じゃないので余計に気を使いますよね。

是非この記事で少しでも大切な写真をちゃんと残せますようにと願いも込めた記事です^^

<タイミング>

集合写真の難しいポイントといえば、シャッターのタイミングとピントです。

シャッターのタイミングは人数が多ければ多いほど、だれか一人は目を瞑っていたりすることはないでしょうか。

タイマーシャッターの場合、シャッターが下りる時間の経過は人それぞれ感覚が違います。

そのタイマーの下りる時間の感覚をみんなで共有するしか方法はないのですが。。。

人がシャッターを押す時にも共通する対処方法ですがですが、これはもう何枚も写すしかありません^^

複数枚撮影しておけば、きっと1枚はいいのが撮れるはず。

では、人がシャッターを押す場合はどうでしょう。

これはカメラ担当の方が、いかに声掛けするかで決まります。

プロでもそうですが、声掛けのタイミングが上手なカメラマンでも、やはり何枚も撮影するのです。

何枚も写しておくというのが一番のポイントです。

声を掛ける場合は、じゃぁいきまーす。と言ってみんなの目線をカメラに集めます。

できればレンズの手前に手のひらをかざして、レンズはここですよーっと教えてあげます。

また、レンズにかざした手のひらを見せて、この手のひらが見えない人はカメラには写りませんよーなんていうのも効果的です。

現像したら、目を瞑るどころか顔すら写っていない場合もあるからです。

プロのカメラマンの場合、このかぶりに関してかなり気を使っています。

できれば二人いると、一人はかぶりのチェック。

もうひとりはかぶっている人へ直接指示だしなんてパターンもありますが、予算が少ない現場だと一人でやらなくてはいけません。

その対策としては、カメラが被写体の人よりも高い位置で撮影する方法です。

少しでも上から写すと被りを抑えることが出来ます。

カメラマンさんが脚立を持ち歩いているのはそういった意味もあります。

ですが、そんな環境が無い場合は人力で整えるのが一番です。

声掛けは、まずは撮りまーすとアピール。

その後、ではいきます。

3,2,1・・・カシャ

といった感じです。

カメラマンさんによりますが、シャッターを下ろすタイミングをわざと早くしたりする方もいます。

みんなカウントで緊張して、できるだけ目を開けていようと思うけど、我慢できずにシャッターのタイミングで目を瞑るからです。

またフラッシュをたくので、それも重なって。。。

タイミングで勝負がきまる!!

なんて深くは考えずに、ひたすら保険分の枚数を撮影しておくことが重要です。

<フォーカス>

次にカメラの設定です。

これも重要です。

集合写真の場合、かなり広範囲にわたってピントが合っている状況を作り出さなければなりません。

一列に並んでいればフォーカスはあわせやすいですが、前後に3列くらいあると手前と後ろの距離でピントの差が出てしまいます。

これを防ぐには、F値を調整します。

レンズは明るいほどピントの山が小さくなります。

花などをアップに撮って背景をぼかすには、F値を上げて撮影すると綺麗にぼけてくれます。

集合写真のような全域にピントをあわせるには逆にF値を下げていきます。

これで前後のピントが合ってくると思います。

暗くなったらiso感度を上げたり、シャッタースピードを上げて明るさを稼いだり、フラッシュをたくのが効果的です。

明るい日中であれば、太陽の光がだいぶカバーしてくれます。

といったようにフォーカスをあわせるコツはF値を増やすことにあります。

単焦点レンズだと明るいものが多いのでズームレンズよりもF値が下げていけます。

人を入れる範囲の調整としてはカメラマン自体が前後して調整しなくてはいけませんが、それさえすれば単焦点はよいです。

ただズームレンズだと前後の微調整も細かく出来ます。

単焦点よりかは明るさは劣る場合がありますが、さほど問題にはならないと思います。

今はカメラの感度性能もアップしているので、レンズの種類に捕われなくてもよいのかなとも思います。

<まとめ>

●失敗しない為には何枚も撮影しておくこと

●シャッターのタイミングは声掛がポイント

●F値を大きくしてピントが合っている領域を増やすこと

これで集合写真も怖くない!です^^

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