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アクアラインマラソン2018(ハーフ)レポート
10月21日に開催された「アクアラインマラソン2018」に参加してきました。
アクアラインマラソンにはフルマラソンとハーフマラソンの2つが用意されており、私はハーフを選択しました。
アクアラインマラソンとは、名前の通り千葉のアクアラインの上を走ることができる大会となっております。
フルもハーフもどちらもアクアラインを走ることができます。
フルは走るコースもハーフゴール付近まで一緒です。
またスタート時間も同じになります。
今回はそんなアクアラインマラソンのレポと次回挑戦される方へのアドバイスにもなったらと思っております。
マラソン大会というと、「とにかく完走が目的」と「タイムを狙う」のとで分かれると思います。
私は平凡な参加ランナーなので、とにかく楽しく完走できればと思って走りました。
<抽選>
2年に一度しか開催されないのと大変人気がある大会なので出場権は抽選になります。
私は過去2回応募したのですが(ハーフ)ようやく3回目にして当選しました。
2年おきなので、5年目にしてようやく参加ができることになりました。
抽選は1次と2次があり、ほとんどが1次で決まるのですが期限内の料金未払いによる抽選剥奪により2次が開催されます。
(入金期限は2週間程度なので注意して下さい)
また今回は3次抽選までもがありました。
前回までは2次までだったので最初偽メールかと思ったです^^
私はこの3次の抽選で当選しました。
3次の抽選があること自体知らなかったので、突然メールで入金通知が来て肩透かしを食らいました。
というのも2次までだと思っていたので、それまでほぼ毎日行ってきたマラソン練習も、そこまで酷使しなくてもという形になりそうだったもので。。。
しかも2次で落選したので、最後の権利をかけてハーフゴール付近で開催されたマラソンイベントにも参加したり。
(このときはフル5、ハーフ5の合計10枚の抽選が行われました)
それでも漏れてしまったのですが、それから2週間後くらいに3次の結果が出て嬉しいような、焦るようなw
フルとハーフとでは参加料金も異なります。
ハーフは9500円。フルは12500円になります。
当選すると大会の10月の初め頃にマラソンキットが送られてきます。
中には記念タオルやグッツ。当日つけるゼッケンと荷物を預けるための専用袋、案内冊子が入っています。
ゼッケンの裏にはあらかじめマイクロチップが貼られていますので、折れないよう大切に保管しておきます。
荷物を預ける袋には、同時に付属してくる個人番号のシールが同封されているので、袋の所定位置にシールを貼り付けます。
<場所>
マラソン当日は最初に荷物を預けたり着替えをする場所とスタートラインで分かれます。
荷物預け場所と着替えの場所はフルとハーフで異なります。
フルは旧木更津市役所の広場。ハーフは木更津市民会館の駐車場になります。
どちらも場所的にはほぼ同じですが、フルはゴールエリアとも重なりますので屋台やイベントステージなんかも近くにあります。
ハーフは着替えや荷物預けが終わったらスタートエリアに移動しますが、途中でこのフルゴールエリアを通りますので早く到着された方はここで時間をつぶせます。
木更津駅からそれぞれの着替えエリアへは約1.5キロの道のりです。
狭い歩道を並んで歩いていくのですが20分以上かかります。
また、着替えエリアからスタートエリアにも1.5キロありますので、合計3キロ歩かされることになります。
当日は時間の余裕をもって参加される事をお勧めします。
<スタートエリア>
大会のスタート時間は10時ジャストです。5分前に車イスハーフマラソンがスタートします。
先にも書きましたが、着替えの場所からスタートエリアまでは1.5キロあります。
私が参加した当日の朝は風が強く冷たかったので、1時間前までは着替えエリアで着替えずに待機していました。
ですが、もっと早く移動する事をお勧めします。
20分近く歩かされるので、それだけでも暑くなり体力も消費されますので、早めにスタート位置で待機をお勧めします。
早く行っても、それなりに人がいるので風も気になりませんし、最後のトイレも重要です。
トイレは着替えるエリアにもありますが、スタートエリア付近には巨大な空き地にトイレがあります。
敷地を両サイドに使い、片方には男性用の小トイレ。そしてもう片方には女子のトイレと男子の大トイレがあります。
私は40分前にスタートエリアに到着したのですが、この時には既に空き地は満杯。
並んではみたものの、スタート時間には到底間に合わないと10分前に離脱してスタート場所に移動しました。
ですので、なるべく着替えエリアにあるトイレで済ませ、あとは走行中に3つくらい個室があるトイレゾーンが点々とありますので
そちらを利用しましょう。
そうならないためにも、早めにスタートエリアに行くことをお勧めします。
私は諦めて、走行中(7キロ付近)でしました。
定点トイレは個室は男女合わせて3つしかありませんが、だいたいどこのトイレゾーンも10人前後くらいなので5,6分待てば入れると思います。
手洗いも付いているので安心です。
アクアライン上にも軽トラにつまれた個室トイレが点々とあり、こちらは3,4人くらいしか並んでいませんでした。
そこまで行くと10キロ超えているので、私と同様の場合は出来るだけアクアラインの手前で行くことをお勧めします。
またアクアラインの引き返し地点でもある「海ほたるサービスエリア」にもトイレはありますが、ここは意外と人が並んでいました。
<荷物>
着てきた服や、走行時に必要ない物は事前に送られた荷物袋に入れて提出します。
着替えの会場にはちょっとしたイベントブースがあり、そこでグッツ販売や、もらえるグッツ、冊子もありますので、それらも預けることになります。
袋に自分の認識番号が書かれたシールを貼り付け、駐車場の端にある荷物預けゾーンへ移動します。
そこには数台のトレーラーが駐車されており、シールの番号によって預けるトレーラーが違いますので確認してトレーラー前まで移動します。
預けたら、フルのエリア方向にスタートエリアまで移動する事になります。
<朝食>
朝食は炭水化物が適していると言われており、私はおにぎりを2つ食べました。
時間はスタート2~3時間前がベストといわれており、みなさんちゃんと分かっているので、私が食べていると隣も食べているという光景がみられましたw
おにぎりは消化しにくいので腹持ちがよいそうです。
また飲み物はコーヒーやお茶はNGです。
カフェインが入っているのでトイレが近くなります。
私はおにぎりを持ち込みましたが、駅前でも300円程度でおにぎりセットが販売されていたり、木更津市民会館の手前にはセブンイレブンもありますので、
朝食を買い忘れた方も深く心配する必要はないかもしれません。
大体の皆さんはあらかじめ持ち込んでいるので、どこの売店やコンビニも空いていました。
私は朝食時とスタートちょっと前にアミノ系スポーツドリンクを少々摂取しました。
500ミリのペットボトルを腰に下げて走ったのですが、無くても定期的にエイドコーナーがありスポーツドリンク、水があります。
また場所によってはチョコ系栄養食も置いてありました。
ハーフならドリンクでよいと思います。
500ミリのペットボトルは地味に重いので、スタートまでに約1/3を飲んでおきました。
ペットボトルが無くてもよいのですが、私が今回持ち込んで良かったと思ったのはアクアラインの復路です。
海ほたるから約6キロはエイドコーナーがなく、直射日光やマラソンの難所でもある旧坂を上り下りするので結構体力を消耗します。
私は復路で大体のスポーツドリンクを飲んでしまいました。
初めは持って行こうか迷いましたが、持っていって損はありません。
ペットボトルはいざという時の保険として役に立ちました。
<道のり>
スタートエリアはA~Fの6ゾーンに分かれています。
ゼッケンナンバーの頭に、このアルファベットがあるので自分がどこのゾーンに所属するのかが分かります。
このアルファベットはエントリー時に伝える「自分の走行距離時間」によって決められます。
私は2時間30分と記載したのでDでした。
またDエリアも前後の距離がありますので、なるべく前側に並ぶことをお勧めします。
周りを見るとCの方もFの方もいたので、厳密にここじゃなくちゃというわけでもないみたいです。
というのも、アクアラインマラソンはアクアラインを交通止めして行われる大会なので他の大会よりも関門時間が厳しいとの話があります。
ハーフの制限時間は3時間10分です。
各関門の制限時間をオーバーすると失格となり、最後尾からついてくるバスで引き上げされます。
完走するにはある程度の余裕をもった時間の確保が必要ですが、一番最後尾のFグループになると最大で20分近くロスする事になります。
早くスタートできればできるほど時間に余裕ができるので、途中でトイレに行ったり、海ほたるのエイドを楽しむことが出来るようになります。
またこの関門時間を知らず海ほたるでエイドを楽しんでいて、いざスタートしようと思ったら関門タイムオーバーとなる方も居るようです。
ですのでたとえFグループになったとしても、そのグループの先頭辺りでスタートできると良いと思います。
この情報はあまり知られていないようですが、そんな事もあってグループが込み合っていてもグループの先頭の方へ行っても大人数の参加でなければ問題ないと思います。
ただ、注意したいのがその分走行速度が上がるということです。
皆さんテンションも上がっており、大抵はいつもよりもハイペースでのスタートとなります。
後ろに行けば行くほど渋滞がおき、しばらくは自分のペースよりも遅いペースで走ることになりますが、Dグループあたりになると意外と早く走ることになります。
沿道の応援もあり皆さんスピードが上がるようで、私は普段1キロ7分で走行していますが、6分前半での走りを7キロ近くまでしていました。
これは意外と危険であり、後半戦に非常に響きます。
7キロも走行すると人の間隔も広くなりますので、広くなりだしたら自分のペースに戻しましょう。
<危険場所>
最初の数キロはどうしても固まりになって渋滞しながら走行します。
ですが、たまに空気を読まないランナーさんがいて、両腕を大きくふり、ひじアタックをしながらごぼう抜きをしていく方がいます。
ちょっとした隙間をつくろうものなら、そこを利用してひょいひょいと抜いてくランナーさんがいます。
タイムを意識しているのはわかりますが、一歩間違えれば集団ドミノ倒しになります。
絶対に辞めて頂きたいです。
あと、遅刻してきてしまいAグループに近い人が後ろから追い抜いていく場合も同様に危険です。
そういう方は沿道の応援エリアでもある歩道を走ったり、中央分離帯の上を走ったりします。
どちらも緊急用のエリアでもあり、たとえば靴紐が解けたり、足が少し痛い方が緊急的によけるエリアでもありますので、ちゃんと走行エリアを使いましょう。
ちなみに私が見た事故としては、海ほたるの近くで、後ろを走っていた女性ランナーが、ごぼう抜きのランナーの足で躓き、前のめりに転倒していました。
転ばせたランナーは逃げるようにいってしまったのですが女性はかなりダメージを食らっていました。
狭い場所でのごぼう抜きは絶対にやめましょう。
あとひじアタックで追い抜くのも痛いのでやめてください。
緊急的に立ち止まるときは端によってから止まらないと後ろのランナーと接触しますので、危ないなぁと思ったら隅による等の対策が必要だと思います。
走行時の危険もありますが、エイドゾーンでの危険もあります。
エイドゾーンはみなさんできるだけ手前側でとる人が多いのでいきなりの大混雑になります。
人によっては立ち止まらないと飲めない方もいるので、急ぐ方との接触が多いです。
また紙コップも足元に沢山散らばっており、滑って転倒する可能性もあります。
全部飲みきらないで、人が居るのもおかまいなしで中身を目の前でバシャーと捨てる方も。
ウェアなら走行でだいぶ乾くのですが、靴がぬれるとかなり気持ち悪い状態が続きます。
飲みきらない飲み物を捨てる場合は、周りのランナーにかからないように注意して流しましょう。
<海ほたる>
ハーフで唯一ゆっくりエイドを取れるエリアは、折り返し地点の海ほたるサービスエリアになります。
チーバくんと写真を撮れるスポットでもありますが、けっこう並んでいたので制限時間に余裕がある方にはお勧めです。
もちろんタイムを意識する方は通常のエイドポイントのようにすぐに離脱しているようです。
この海ほたるゾーンには今年は3つの給食がありました。
びわケーキ、びわゼリー、もちもちメロンクッキーでした。
ゼリーはすぐになくなるので、食べたい方はがんばって早く到着しましょうw
<往路>
海ほたるを出るとアクアライン復路のスタートです。
ちなみにアクアライン高速道路入り口までの下道は9キロで、実際にアクアラインの上での走行は片道4.5キロの合計9キロです。
意外と長い距離を走ることになり、風や坂道が結構あります。
海ほたるサービスエリアの直前には急な上り下りがあり、行きはテンションがあって楽に走行していけます。
ですが、復路はいきなりの上り坂から始まります。
その後は3キロ以上のアクアライン走行です。
気を緩めることなく無理なく走りきりましょう。
<ゴール>
ゴールはアウトレットの臨時駐車場を抜けた先にある「牛込海岸」となります。
ハーフとフルの分かれる場所が臨時駐車場を抜けたポイントです。
ハーフは左へ。フルは右へ行きます。
なんと今回のハーフでは1位の方が、この別れ場所でミスをしてしまい1位から7位になってしまったのです。
これは主催者の指示無しと先導者が引き起こしたミスだったのですが、一般走者も注意するポイントです。
注意していると分かれる箇所での声かけや看板をもった方がいるのですが、おそらく1位の選手の方の時間帯はだれもいなかったようです。
公式のyoutubeには走行コースの紹介動画がありますので、参加される方は是非事前に走行動画を見てポイントをチェックしておきましょう。
<ゴール直前>
ハーフのゴール直前はクランクが多くなります。
私は今回最後のクランクで右のふくらはぎをつりました。
クランクは狭いので足への負担が急激に繰り返します。
これで爆発したのですが、最後まで注意してクランクを走ってみてください。
私のようにゴールシーンで痛い表情にならないようにです^^
ゴールすると、すぐに完走メダルがもらえます。
地元の学生さんから、ひとりひとり首にメダルを掛けてもらえる時の達成感。是非味わってください。
その後、列が進むと記録証が発行されます。
そこを抜けると預けた荷物を受け取るエリアになっており、各荷物番号により荷物が振り分けておいてあるので係員の方の指示に従って受け取ります。
記録証を発行してもらうぐらいで荷物エリアへ連絡がいくのか、受付に行くと既に荷物を持っている係りの方がおられました。
非常に助かりますっ
荷物エリアを抜けると学生さんがアイシングのロックアイスを配っています。
また同エリアに名産の冷凍ブルーベリーの給食もありますが、こちらは2時間半を超えるあたりで終わってしまうようです。
ロックアイスは溶けたら飲料水にもなります。
あとはその先にある着替えルームで着替えて、エリアの隣には出店やミニステージでイベントが行われているので最後まで楽しく過ごすことが出来ます。
イベントコーナーの外ではバス乗り場があり、最寄の袖ヶ浦駅までの無料バスが出ています。
私は身内が応援にきていたので駅へは行きませんでしたが、駅前ではランナーにお土産も出ていたようです。
といった感じで長くなりましたが、次回のアクアラインマラソンは2020年。オリンピックが終わった後になりますね。
参加される方の参考にして頂けましたら幸いです。