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カメラバック選びっ~その2~

前回は購入してきたカメラバックについてのお話でした。

今回はそれを踏まえて新たにバックパックを検討するのでありました。

仕事で多少乱暴に使える。そんな気軽な価格のバッグがあればいいなぁ。おまけにデザインもかっこよければ尚宜しいっと思い描きながら探してみることにしました。

前回も書いたとおり、それよりも特に重要なのが縦位置グリップ搭載サイズのカメラが納まる事が最重要です。

寸法表記と写真などから推測するしかありませんが、なんとかそこから探し出したカメラバッグをご紹介します。

●マンフロット PL-3N1-36 (約¥22000円)

まずはカート型バックでお世話になっているマンフロットさんから。

マンフロットさんはイタリアのメーカーです。

最近のバッグシリーズは黒を主体に赤のアクセントをつけたデザインとなっています。

このバックパックはドローンが収納できるようになっています。

とにかく実用性が高いのがマンフロットさんの売りで、収納ポケットが多いです。

ドローン対応ということで、スタイルはお世辞にもかっこいいとは言いづらいのですが使い勝手は抜群だと思います。

重要ポイントの厚みサイズもドローンのコントローラーが収納できるだけあり確実そうです。

実際に1Dが入った画像もありますし(前回のようにならなければよいのですが。。。)バック自体の大きさがありますので恐らく大丈夫でしょう。

面白いのが表面のパネル生地。

通常のバックパックは底辺部が本体とつながっており、逆Uの字型に開口するようになっています。

このバックは正面から見て右側にちょこっとだけつながっているので、ほぼ全方位に開けることが出来るのです。

ということもあり、通常は上側だけを開ける事しかできない構造が、下半分だけ開ける事も可能になっています。

カメラの収納位置によっては、これがかなり重宝するのではないでしょうか。

左側にはカメラだけ出せる開口パネルもあり、バックを降ろさない体勢でもカメラ取出しが可能となっています。

開口パネルは大きいので、1Dサイズのカメラでも問題はなさそうです。

カメラ収納場所はサイドアクセスができる下部層と、上部にはトレイ仕切りがついているので、そのトレイにカメラを置くことも可能です。

トレイ仕切りは脱着が出来るので、カメラ高さに合わせた位置調節できそうです。

そして収納ポケットです。内部ポケットは表面パネルの裏側の上部に横長のポケットが1箇所。

ここにはドローンの羽を入れるポケットとして想定されているようです。

背中側の上部に2つのポケットがあります。

内部はそんなもんなのですが、外側のサイドに左側2、右側3とポケットがあります。

更に正面パネルにも2つの大型ポケットがあり、ここは厚みのある備品が入るような構造になっています。

PCは背面に外からアクセスできる専用ポケットがあり、最大15インチまでのPCが入るようです。

デメリットといえばリュックバンドです。

通常のバックパックだと、両バンドの間(胸の部分)を連結するバンドがあります。

これがあると更に体との密着性を高められるのですが、このバックにはありません。

変わりにリュックバンドのアレンジが出来るようになっていて、X字にすると胸のバンドと同じような役割になるようです。

X字は気軽に設定が出来ないのが難点ではあります。

更にワンショルダーにすることも可能です。

価格と実用性のバランスが非常にとれたカメラバックとなっております。

●ヴァンガード alta rise 48 (約¥18000円)

今回ご紹介する中では一番価格がリーズナブルなバックパックです。

デザインもシンプルで私好みでもありますw

構造は大体マンフロットさんと同じです。少しだけ厚みが薄いですが、1Dクラスのボディーを想定したバックとなっています。

こちらもカメラ収納は上部のトレイ部と、下部のサイドアクセス部に収納が可能です。

ただ、サイドアクセス部の専用開口パネルは1Dカメラの出し入れは引っ掛かりがあるようです。

使うとしたら上部トレイが使い勝手の面でも良いかと思います。

内部の配色が落ち着いた黄色でニコン持ちさんにも受けがよいかなぁと思います。

トレイ仕切りの高さがあるので、正面パネルを開口させてもカメラが脱落する心配も少なそうです。

このトレイ仕切りも位置調整ができるようです。

ノートパソコンは背面に外からアクセスできる専用ポケットがあります。

正面パネルの内側にもポケットがあり、PCやタブレットを収納できるようです。

正面にあるチャックを開くと、このポケットの厚みを少し増やすこともできるようです。

さらに最正面左サイドからタブレットを収納するポケットがついております。

内部は背中側の上部に網ポケットが2箇所。外側の両サイドに1つづつポケットがあります。

ポケット数はマンフロットには及びませんが、実用性では十分な数ではないでしょうか。

シンプルでおとなしいデザインは私の中ではかなりの高評価なバックパックです。

●ザハトラー SC306 (約¥3万円)

実は一番最初にバックパックを新たに購入しようかと思ったきっかけになったカメラバックです。

私はビデオカメラを生業としているのですが、三脚メーカーでも有名なザハトラーやヴィンテンは大好物ですw

展示会でもザハトラーのカメラバックを眺めては、いいなぁなんて思っていました。

ですが、ザハトラーは一流メーカーですので価格も高く、大型ビデオカメラのカメラバックとなると簡単には買い替えができない代物となっています。

そんなザハトラーからハンディークラスのビデオカメラ用のバックパックが出ているのは頭の片隅にあったのですが。

これは一眼レフのバックにも活用できるんじゃないかなと。

写真で眺めているとだんだんと欲しいなぁなんて思ってきたのが今回のバックパック騒動の発端だったわけですw

更に拍車を掛けたのが業務用ビデオカメラショップで2万円で販売されている所ががあり、これはチャンスだっと思ったわけです。

といっても、すんなり購入とはいきませんよねw。ちゃんと内容を確認しないとです。

デザインはザハトラーのロゴがふんだんに使われているし言うことはありませんでした。

ですが、いかんせんでかいのです。

ビデオカメラを想定したバッグなので仕方ないのですが、これを日常用で使うとなるとかなり目を引きます。

あくまで仕事専用と考えれば問題はないのですが、できれば普段使いもしたいものです。

内寸の厚みが18cmほどあり、さらに背中側にあるPC収納ポケットが大きい。

そんなこんなで外寸の厚みが27cmもあるのです。

しかも形がボックス型なので目立ちます。

標高の高い登山にでもいくようなイメージでしょうかw

でもかっこいいんですよねぇ~。

この背面のデザインはほんとかっこいい。

しかしです。内部構造は仕切りパネルが少ない上に、内部収納ポケットも存在しません。

仕切り版を別メーカーのを買おうかと思ったとしても、180mm高さの仕切り板が見つかりません。

外側にはサイドに1箇所づつ深いポケットでありますが、チャックなしのポケットですのでペットボトルや三脚用となると思います。

あくまでもカメラ専用ケースとしての存在なんだと思います。

大きさは一番ありますが、とにかく厚みがあるのでたくさん持ち歩きたい方には向いていると思います。

内部ポケットはありませんが、内部スペースは大きいので小分けの袋に収めれば対応はできると思います。

今回はきっかけを作ってくれたバックになりますが、普段使用も考えて最終的にパスとなりました。

余談として、実はザハトラーは純正でバックを作っていません。

すべてペトロール社のOEMとなっています。

OEMなのでペトロールからもまったく同じデザインのカメラバックが販売されていたのですが、本家ペトロールで終了したバックデザインをザハトラー用に転用しているようです。

内部の色がザハトラーでは赤。ペトロールはオレンジになっているようです。

今回のバックパックに関わらず、すべてのザハトラーカメラバックはペトロール社が製造しているようです。

配色とロゴだけ違うだけなので、価格的にペトロールを選べば抑えられると思いきや、そうはいかないようです。

●シンクタンクフォト StreetWalker HardDrive (約¥32000円)

現在使用しているバックがシンクタンクフォト社なので、一番自然な流れが同じメーカーになると思います。

ただ値段が高い。今回ご紹介する中で一番高いバックになっています。

値段的に対象外ではあったのですが、ふとシンクタンクで近い製品はどんなものかと覗いてしまったわけです。

すると出てきたのがストリートウォーカーシリーズでした。

このシリーズには3種類のサイズが出ています。

小さいサイズ順にノーマル、プロ、ハードドライブとなっています。

ハードドライブが一番大きいのですが、やはり見た目も大きくザハトラーまでとはいきませんが結構大きなサイズのようです。

ですが、この下のノーマルとプロになるとPCを入れる場所がなくなり、代わりにタブレットポケットとなってしまうのです。

私が使用しているPCは11インチでタブレットに近いサイズではあったのですが、内寸表記ではかなりオーバーしてしまうのでハードドライブ一択となります。

現在私が使用しているアーバンディスガイズはバージョン2です。

ストリートウォーカーの現行品もバージョン2なのですが、ストリートウォーカーがバージョン2になったのは昨年2017年の6月頃となっています。

旧バージョンとどんな違いがあるかとなりますが、ハードドライブ以外の無印とプロには10インチまでのタブレットが入るポケットが背中面に搭載されました。

ハードドライブには元々15インチまでのポケットが背面についていたので、カラーリングと三脚固定用の上部カラビナ部となります。

ただしPCのインストール方向が違っていてV1は横から。V2は上から入れ込むようになったようです。

ということで、ハードドライブなら旧バージョンでも問題ないとなりました。

早速探してみるとV1ハードドライブを見つけることが出来ました。価格は半額以下だったので思わず購入してしまいました。

色はV2では灰色と黒のツートンになりましたが、V1は真っ黒です。

三脚のカラビナですが、三脚を固定するカラビナは共に2箇所あります。

中央付近と最上部となります。

V1では最上部は付属のカラビナワイヤーを使うのに対し、V2では上部にもカラビナが標準搭載されております。

三脚を持ち歩く機会が多ければV2の方が固定しやすくなると思いますが、V1にも標準で付属するカラビナワイヤーをつけておけば問題はないようです。

シンクタンクバックの良いところは、アーバンディスガイズでもそうでしたが正面ポケット内にさまざまな形状のホルダーやポケットがついている点です。

オフィスバッグの様になっているので、名刺を入れたりペンを入れたり。まさに仕事用にうってつけのポケットがついているのです。

といった形で最終的にはシンクタンクになったのですが、バック探しは本当に大変気を使いますよね。

まだ見つけられていないバッグもあるかと思いますが今回はこれにて解決としたいと思います。

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