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純正バッテリーと社外品
今回は電子機器で使うバッテリーについて書いてみたいと思います。
カメラ機器のバッテリーは旅先でなくなる恐れもあるので、2個、あるいは3個ぐらいは忍ばせておきたいものです。
ですが純正品となると結構なお値段がします。
そこで、なんとか費用を抑えようと社外品のバッテリーが気になってくるわけですが、注意が必要です。
たいていの社外バッテリーは純正よりも充電できる量が多い場合があります。
それでいて破格の値段。
純正バッテリー1つで、4,5本買えてしまうくらい安いものもあります。
ですが、もし社外品のバッテリーを装着して使用した電子機器が故障した場合、保証期間であっても保証が適用されません。
更には修理すら受け付けてもらえなくなってしまう恐れがあります。
価格の安い電子機器でも辛いのに、高価な電子機器がそんな目に合ってしまっては泣くに泣けません。
しかし、高価な電子機器はバッテリーも高い。
なるべく純正バッテリーを使うことをお勧めします。
どうしても社外品を買わざる終えないといけない場合は、無メーカーの製品ではなく、ROWAなどの保証や規定がある程度しっかりしている製品の方がリスクは小さくなるかもしれません。
ですが、社外品ですので最終的な責任は購入する自分になると覚悟する必要はあります。
最近の電子機器は、こうした社外品トラブルを避けるためにバッテリーに純正を示すチップが入っています。
純正以外のバッテリーを入れると、このバッテリーは純正品ではありません。
それを承知の上で使いますか?などの警告がでる機器もあります。
はじめの方にも書いたのですが、社外品はたいてい純正よりもバッテリー容量が多いものがあります。
これが結構危ない可能性もあります。
純正品のバッテリーは衝撃テストなど、色んな事故を想定して設計されています。
ですが、社外品はその点があいまいで、落下させた衝撃で発火したり。
また圧力によっても発火するなんてニュースもありますよね。
容量も大きいと、発火時も大きな事故になりかねません。
話はそれますが「サイレント・チェンジ」というワードをご存知でしょうか?
サイレント・チェンジとは、文字の通り「ひそかに変えられてしまう」という意味になります。
純正メーカーに使われている製品の部品が、当初の設計どおりの素材が使われず劣化やショートが起きてしまう事があるそうです。
国外生産の製品は、その工場がちゃんとしていたとしてもコスト削減のため、その下請け工場が更にコストが安く作れる孫受け工場に部品を製造させてしまう。
そこで、使ってはいけない素材で製品部品を作って、見た目は設計どおりの形をしてるけど、内容はとんでもない事になっている。
そんな事が起きているそうです。
純正メーカーでもそんな不正が起きている現状ですので、最初から社外品とわかっているものを購入して使うというリスクはかなりのものかもしれません。
「赤リン」と呼ばれる粉末を樹脂に混ぜると耐熱性を高める役割がある一方、電気ケーブルなどの電気を保護する部分に、赤リンを混ぜた素材を使うと、逆にショートする原因になり、
発火につながる事があるそうです。
製品を安く抑えるために、考えもつかない素材が使われている可能性もありますので、こうした事を考えるとバッテリーの話に戻りますが、できるだけ純正を使うことをお勧めします。
サイレント・チェンジは電子機器だけではなく、日常でつかう製品にもおきているようです。
また社外バッテリーは突然使えなくなってしまう製品もあるようです。
価格が安いからといって製品が壊れるだけでなく、重大な発火事故につながる可能性がある部分ですので注意して購入してください。
また、純正品でもあまりに安いお店だと偽物の可能性もあります。
安いものではないですので、しっかりとしたお店で購入をする事もお勧めします。