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顔面神経麻痺

私を襲った2つの症状とうことで、前回は「椎間板ヘルニア」について書いてみました。

まだ完全なる完治はしていませんが、だいぶ通常のような状態には戻っております。

今回はそんなヘルニアになった2ヵ月後に起きた「顔面神経麻痺」について書いてみたいと思います。

顔面神経麻痺もヘルニア同様に1度は聞いたことがある症状でした。

ですが、そんな事が自分に起きるなんて夢にも思っていなかったです。

ヘルニアになった2ヶ月後。ちょうど12月に入った時期でしょうか。

車の集まりの為、朝洗車をしてから行きました。

その日は晴天でもあり、昼間は太陽が眩しく日焼けする程でした。

違和感を感じたのは昼くらいでしょうか。

顔の動きがおかしい。

口が開きづらい感覚がありました。

久々に皆さんにあって緊張していたのかなぁとか、日焼けして顔が腫れているのかなぁと思っていたのですが。

夕方レストランで食事しても、なんか口があけづらい。それも片方だけ。

疲れているのかなぁなんて思いながら帰宅して就寝しました。そのときに、ふと顔面神経麻痺だったりして。。。

なんて事が頭をよぎっていました。

でも寝れば治るだろうくらいに、その時は思っていたのですが。。。。

翌日起きると、まだ顔の感覚がおかしいのです。

そのままタブレットに手を伸ばし顔面神経麻痺について調べてみると、次々と気になる項目が引っかかったのです。

そして、不安ながら家族に打ち明けると、すぐに病院に行ったほうがよいと。

顔面神経麻痺の場合、耳鼻咽喉科での処方が中心となるようです。

すぐに電話してみると、出来るだけ直ぐに来てくださいと。

慌てて車を走らせ病院へ行くと、これは顔面神経麻痺と診断されました。

それから2週間は、病院の休館日や、やむ終えない仕事以外は連日通い、ホルモン注射をしてもらいました。

色々調べていくと、このホルモン注射をするかしないかで、後遺症がどうなるかの大きなポイントとなる事がわかりました。

本来ならば顔面神経麻痺になると入院になるそうです。

常時点滴をする方がより良いそうですが、年末は仕事が忙しくそうも言ってられなく。

またお世話になった病院が顔面神経麻痺に慣れている事もあって、結論から申しますと、今現在は大きな後遺症はなく回復しています。

ですが、そこまでたどり着くまでの経緯は非常に落ち込むばかりでした。

というのも調べてみると、とにかく後遺症が出る病気なのだそうです。

ちゃんとした治療が行われなかったり、処方が遅れると顔の動きが完全に戻らないという方のコメントや映像があったり。

とにかく不安になるのです。

後遺症が残るか残らないかの一番は「ホルモン注射」がされるかされないかによると思います。

私の行った病院では、2週間(14日)きっちりホルモン注射をしました。

毎日打つので、今日は右手。明日は左手と、腕は真っ黒でした。

注射と薬の両方になる生活が2週間。

2週間が経過すると飲み薬になります。

さらにある時期をすぎると、アデホスという筋肉のこわばりをなくす薬だけになります。

これを処方されて10ヶ月。まだ続いてますが、よほど疲れている時以外は、違和感は感じなくなっています。

さて、ここまで回復までの経過を書いてきたのですが、私が顔面神経麻痺になった理由です。

おそらくですが、早朝の洗車でした。

12月当初。すでに寒くなっていますし、その状態で水洗い洗車をしました。

それが原因だと思います。

あとは仕事の疲れでしょうか。

夏場にクーラーの風を片方の顔だけに直接当たるようにしたのでなってしまったという方もおられるようですし、神経に直接冷えが当たるのはよろしくないと。

では、顔面神経麻痺とは具体的にどんな感じになるか。

大体は顔の半分が動かなくなります。

私の場合、右半分がきっぱり動かなくなりました。

わずかに動くのは右目のまぶただけです。

病院で検査される時に、先生に口を「チュー口」にしてと言われます。

チューの形に口をしても、ひょっとこのように、麻痺していない側に口が寄ります。

そのチューの口が左右並行になれば回復してきているとなるわけです。

また目線を上に上げて、おでこにシワを寄せても麻痺している側は一切シワができません。

一番つらいのは目です。

上の瞼は動くのですが、右半分の神経は全て機能しませんので、日に日に右半分の顔の皮が垂れていきます。

ですので、した瞼も垂れ下がり、目は常に開いている状態になるのです。

そうなると目が乾くし、目やにもでて物が見えづらくなります。

私の仕事は目を酷使するので、常に塗れたハンカチで目を湿らせていました。

もちろん寝ている時だって目は閉じません。

目にごみは入るので痛いし、目は真っ赤です。

そこで導入したのが「メパッチ」と呼ばれる目に貼り付ける為専用のテープです。

就寝時は常にメパッチで右目を閉じていました。

口も開きづらいので食べ物がうまく入りませんでした。

舌も半分の神経がなくなりますので、味覚障害も起きます。

また右耳の聞こえ方もおかしくなります。

常に山道を急降下して詰まるような症状が右耳に起きていました。

そんな一向に回復に向かわない状態が、私の場合は3ヶ月続きました。

ネットで検索すると、大体が2ヶ月ぐらいから回復の兆候が出てくるとのことだったので、もう目の前は真っ暗でした。

先生にも、どぉ?と聞かれても、変わりませんとしか言うことが出来ず。

ですが、2ヶ月とういのは人それぞれですので、あまり気にしなくていいと思います。

私の場合3ヶ月を超えたぐらいに兆しが見えてきたので。

兆候が見え出すと、どんどん回復へ向かっていきます。

療法としては、こちらもヘルニア同様、最初は2週間のホルモン注射と薬。それからは薬で見守るしかありません。

10ヶ月たった今はほぼ完治しています。

焦らず、ゆっくりと経過を見守りましょう。

私の場合ですが、毎日スマホで自分の症状を動画で記録していました。

見返すと非常に辛いのですが、少しづつ回復していっている様子が見い出せますし、全国の人には見せる勇気はありませんが、身近の人に同じ症状の方が出たら、勇気付けられればと思って撮影していました。

もちろん自分にとっても、後半は回復の兆候が見れたときは嬉しくなりました。

顔面神経麻痺は身近にはまれにしか起きない病気ですが、もし身の回りの方で顔面神経麻痺になられた方がいましたら、とりあえず直ぐに病院に行くこと。

そして、ホルモン注射を毎日、2週間はしてもらえる病院へ通うようにと教えてあげてください。

顔面神経麻痺に浅い病院だと、飲み薬だけで経過をみられる場合もあるそうです。

そうなると後遺症は免れません。

また民間療法で針もいいという話もありますが、あくまで民間療法ですので、病院のホルモン注射をしてもらうようにしましょう。

電気治療もあまりよくないと聞きます。そして、顔が動かないからといって、無理に表情を動かそうとしたり、鍛えようとするのもいけません。

神経がばっさりなく切断されている状況でそれを行うと、本来つながるべき別の場所の神経とつながってしまう恐れがあるそうです。

そうなると、笑うと涙がでてきたり、目を見開こうとすると口があいてしまったりするようになるとか。

回復するまで安静に。マッサージ程度にしておいたほうがよいと思います。

以上2回に渡って、ヘルニアと顔面神経麻痺について書いてきましたが、同じ症状になられて不安になっている方。

気がまぎれて頂けましたら幸いです。

また気軽にコメントもお待ちしております。

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