fish-bone's world

この記事のカテゴリー

値段は手ごろ、でも使用環境が厳しいドローン

ドローンは手ごろなHD撮影ができるタイプが6万円ほどで購入できるようになりました。

安くなってきたから、そろそろドローンやってみようっと思った人。はいっ!私もですw

ですが調べれば調べるほど、購入後の使用出来る場所が少ない事に陥るのです。

ドローンも200g以下のおもちゃドローンは対象外です。

カメラを搭載したドローンは200g以上が現状です。

そうなると航空法の管理下に従わないと罰則がつきます。

具体的な罰則は50万円以下の罰金と前科がつきます。

罰金だけでも痛いのに、前科がついたら会社も辞めなくてはいけなくなる可能性もあります。

(実際の例では20万円の罰金と前科がついた方がおられます。)

さて、ではどんな厳しい使用環境かを書いてみたいと思います。

人や建物の30m以内

夜間飛行

人口集中地区での飛行

目視外飛行

空港付近や重要期間付近の飛行

イベントや多目的行事での飛行

高度150m以上の飛行

私有地(他人)での無許可飛行

他にもまだまだあります。。。

と、わかりやすい項目でも、これを見るとじゃぁどこで飛ばせばいいのかと。

海上です。

(もしかしたら海上でも30m以内で人が泳いでいたり、船があればそれらを逃げるように避けないといけません)

山林は私有地の可能性がありますので、その土地の所有者への許可申請が必要です。

道路も車が通行しますので、申請が降りないとNGです。

許可が無く飛行できるのは人気のない海上くらいしかなさそうです。

家の庭でも30m以内となると隣の家や人がひっかかりますし、よほど大地主の方じゃないと

庭での飛行は不可能です。

これ以外の飛行にはすべて国土交通省への事前の許可申請が必要です。

許可が下りるとPDFデーターや書類で許可証が発行されます。

それに加え、実際に土地の所有者にも許可をとる必要も出てきます。

これを無許可で行うと逮捕されてしまいます。

もちろん見つかればの話ですが、こうゆうドローンで撮影した映像って大体がyoutubeなどの動画サイトに

共有される方がほとんどだと思います。

もちろん個人的趣味で掲載なしの場合は見つからなければバレないかも。

ただ、ドローンは見た目も派手。ドローンには危険を防止するための電飾がついていたり、モーターの音がしますのですぐにわかります。

通報されたらアウトですし、動画サイトに掲載しようものなら自ら犯行画像をアップするようなものです。

価格が安いから一般の方も手が出しやすい=無許可撮影によるトラブルが今後増えてくると予想されます。

最近のドローンには安全装置がついており、電波が途切れると自動的に元の場所に戻ってきてくれる機能もあったり、衝突防止センサーが搭載している機種もあります。

これらはドローンを守る機能であり、万が一の接触や落下による人的被害を想定していると認識されている方はまだまだ少ないように思います。

車もそうですが、運転者以外の人から見ると鉄の塊。鉄の凶器です。

事故があってからでは遅いですし、通報されたら事故にあわなくても罰金と前科がつきますので。。。

ドローンを購入しようと思う方。ちゃんと使おうと思うと申請がかなり面倒ですし、普通のカメラのように思い立った時に使えないものです。

しかも申請にも10時間以上の飛行経験がないといけないと、申請前の段階でも厳しい規定があります。

もちろん嘘をつける所かもしれません。ただ、車の免許同様、過信して飛行時間を偽っても事故の元です。

ドローンを使う場合、お金をかけてドローン訓練学校に行って、場所も申請も行えるという自信がある方の購入をお勧めします。

でないと手持ちスタビライザーのように結局はヤフオク。。。なんて事にもなります。

実際に使える現場も少ないので、思っていた使い方が出来ないのが実情となっていると思います。

また、ドローン規正法もまだ初期段階ですので、今後規制が増えていきますし、周りの認知度も低いので仮に許可がおりても現場の管理者がNGを出す場合が多いそうです。

何かあったら、許可を出した管理者が責任を負うことにもなりますし、自分だけじゃなく他人にまで迷惑をかけてしまう可能性もあります。

また不特定多数の人や建物が写りますので、アップ内容によっては個人からの訴えもあるかもです。

手軽だけど手軽じゃないドローン。私はまだまだ様子をみてみます。

最新の投稿

カテゴリー一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です