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ボールマウント変換

三脚の雲台には、雲台の下部がフラットのタイプと、ボールマウントのタイプがあります。

写真三脚ではフラットタイプが主流です。フラットタイプは水平を確保するのに各足の長さで調整したり、自由雲台で微調整をします。

ビデオ三脚はカメラが重たいので脚の調整が難しいので、ボールマウントタイプが主流です。

ボールマウントであれば、雲台部分のみで水平が調整できるので近年、写真業界でもボールマウントを使用している方が増えているようです。

ボールマウントを使うには雲台だけでなく、三脚部分も対応していないと取り付けはできません。

ボールマウントをお考えの方は、ボールマウントに将来対応できる三脚を選ぶのもよいかと思います。

ですが、雲台に関してはフラットタイプの雲台でも、ボールマウントに変更できるキットが販売されています。

ボールマウントには一般機材では75mmが主流です。

プロの三脚になると100mmやそれ以上のボールマウントになります。

一番フィットするのは、使用している三脚メーカーが出しているボール変換マウントですが、なにぶん高いです。

そこで私が購入したのは中華製の変換マウントです。

今回ご紹介する変換マウントは75mmですので、三脚の受け側も75mmに対応した三脚、キットを使用します。

私が購入した当時は海外のサイトでしか購入できませんでしたが、今はamazonでも取り扱いがあるようです。

三脚のフラット底部にボールマウントを固定します。

固定ビスは3/8ですので、1/4には取り付けできません。

ビスで固定したあと、ボールの裏側にある六角ビス3点を締め付ければフラットヘッドがボールマウントヘッドになってしまうのです。

写真機材でも、ちょっとしたボールマウントもありますが、大型ヘッド用のボールマウントは形状が大きいので水平対応も大きいですし、わざと水平を崩して撮影するのにも大きく角度をつけられたり。

ですが、あまり角度をつけすぎるとカメラ転倒にもつながりますのでご注意下さい。

また、三脚の脚のバランスも考えないで適当に開くと、カメラ部が水平を保てたとしてもバランスを崩して三脚ごと転倒する可能性もあります。

三脚の設置、設定には十分バランスを考えて設営しましょう。

<余談>

ボールマウントは例えば75mmとして、どのメーカーの組み合わせでも対応できるというわけではないようです。

私の経験では、リーベックの三脚にヴィンテンのヘッドは搭載できませんでした。

ですが、ヴィンテンの三脚にリーベックのヘッドは搭載できました。

このように同じ75mm同士でも、三脚とヘッドのマウント相性があるようです。

また、ボールを締め付けるノブも、こっちでは使えたのに、あっちでは使えないなどと、ノブにも相性があるようです。

カメラ機材で3/8-16規格と規格上では同じでも、途中までしか入らないなんて事もあるようです。

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