この記事のカテゴリー
変換ネジ救出作戦っ!!
前回はカメラ機材で使われているビス(ネジ)規格について書きました。
今回はそんなビスにまつわるトラブルを報告します。
トラブルの元となったのがこちらです↓
1/4ビスを3/8に変換するビスです。
1/4ビスの上にかぶせると3/8の大きさになります。
昨年購入したカメラ機材のスライダー。これに使われているネジが1/4でした。
カメラが1/4なので直付けすれば問題ないのですが、スライダーに雲台をつける時に使用したのが変換ネジでした。
私が使っている雲台はビデオ用のビデオ雲台と呼ばれるもので、雲台の底のネジ穴が3/8規格のネジ穴です。
ビデオ機材は大型や重たいカメラが多いので、三脚と雲台を接続するビスは大抵が3/8です。
この変換ネジが今回ご報告するトラブルの原因となります。
一度この変換ネジをかましてしまうと、変換ネジがスライダー側のビスではなく、雲台の穴にはまり込んでしまうのです。
となると、この雲台は1/4インチ仕様となってしまうわけです。。。(汗
これが実際の写真です。
でべそのように、ちょこっとだけ頭が出ていますが、しっかりとはまり込んでいます。
このスライダーだけで使用する分には問題はないのですが、ほかの機材で使う場合に3/8インチでは使うことが出来なくなってしまったのです。
正直焦りました。
ですが世の中には私と同じようなトラブルに見舞われる方がおられるようです。
今回このトラブルを解消してくれたのがyahoo知恵袋さんの投稿です。
こちらに同様のトラブルが書き込まれており変換ビスの取り外し方法が記載されていましたので、私が実践した作業を写真を踏まえてご報告したいと思います。
まず用意するものは下記のものとなります。
● 1/4-20UNCビス(長さ30mmくらい)
● 1/4-20UNCナット
● 10mmレンチ(メガネタイプがお勧め)
以上となります。
私の近場のホームセンターはカインズさんとジョイフル本田さんがあります。
カインズさんはインチ規格のビスはおいてあったのですが、ネジ山20タイプがなく、しかも特殊ビス扱いでインチネジは結構高いようです。
ジョイフル本田さんにはインチ規格のビスが多数あり、1/4インチもありましたし3/8インチもありました。しかもばら売りで値段が安っ!
ネジ山も20タイプがありました。3/8のネジ山16タイプのビスやナットもありましたし、長さの種類も豊富でした。
1/4ビス(32mm)は20円。1/4ナットは15円でした。
10mmレンチは所有していなかったので購入したのですが、380円くらいでした。
レンチは力が入るメガネタイプのレンチの使用をお勧めします。
<救出実践>
まず、1/4ビスに変換ビスと同じ位の間隔をあけた所にナットをセットします。(写真よりももう少し深く取り付けるとよいと思います)
そのビスを雲台の変換ビスにはめ込みます。
この時、ナットはかなりきつめに雲台側に締めこみます。雲台のパン方向のロックも忘れずに(回転して固定しづらいので)
あとはビスの頭をレンチで半時計回りに回転させれば、変換ネジがキュキューと鳴いてビスにくっついてきます。
無事、変換ネジを取り外す事が出来ました。3/8ネジ穴が復活です。
取れた変換ネジは、このようにビスにくっついてきます。
スパナを2本つかえば、この変換ネジも救出可能です。
作業のコツですが、とにかくナットはしっかりと固定することです。
固定が甘いと、ビスの頭を回すとスポッとビスが外れてしまいます。
最初、この作業を地味に繰り返すのかと思ったのですが、いっこうに外れる気配もなく焦りました。
ですが、思い切ってナットを雲台側に、これでもかっ!とカチっと固定してビス頭を回すと、面白いように変換ネジが回りだします。
今回このトラブルを解決してくれたのはyahoo知恵袋さんに投稿された記事でしたが、その1件だけしかトラブル解決の記事は見つけられませんでした。
投稿者さん、回答者さんには本当に感謝しております。
この特集もどなたかのお役に立てれば幸いです。